気まぐれ日記 2024年11月

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11月1日(金)「人間ドックの結果に落ち込む・・・の風さん」
 昨日から花粉症が出ていてつらい。今日は薬(第二段階の強いやつ)を服用して乗り切ることにする。
 人間ドックの結果は届いていてが、多忙で開封していなかった。例年通りの結果だろうが、それにより次の病院受診が決まる。また、脳ドックに対する補助金申請もしておかなければならない。
 開封して結果を見たら、予定外の良くない結果もあった。かかりつけの病院で再検査してもらうことになるが、いきなり薬の服用はいやだな、やめられなくなるから。いきなり落ち込んだが、とにかく文美国保へ補助金申請をしておかなければならない。この準備に手間取って、あっという間にお昼になってしまった。その後、歩いて投函に行ってきた。郵便料金が高くなっているのは年金生活者にはちとダメージだ。とは言え、過去にためた記念切手を使っているので、もしかすると死ぬまでそれでいけるかもしれないが。
 時間をずいぶん費やししてしまったので、月初ルーチンは、鏡と配管の清掃だけにした。その後、ぐったりして昼寝。
 天気は下り坂で今日も肌寒い。そういった気候の変化も花粉症の原因かも。薬の服用で、少しずつ治って来た。
 2階の踊り場にある洗面所の明かりをLEDタイプのセンサーライトに変更した。消費電力は7Wなので、足元灯のぜいたく版といったところだ。高齢者世帯はこういった自動の設備が必要だ。ちょっとしたミスの予防と消し忘れ対策だな。
 やけに疲労感が抜けないので、今夜は早めに閉店にすることにした。休養したからと言って、元気はつらつになるわけではないが。

11月2日(土)「ヒューマンエラー・・・の風さん」
 朝からとんでもないことが起きた。笠間から午前3時15分に帰宅した日、昼前に必死に起き出して、売れたメルカリ出品を、歩いて投稿してきた。月曜日のことだ。受取人つまり購入者から連絡があり、欠品だった。出品は同一作家の文庫2冊だったのだが、1冊しか送ってなかったのだ。
 言い訳すれば、蓄積した疲労が抜けないままの不注意が原因である。モノづくりの世界ではヒューマンエラーと言う。私は現在も品質管理のセミナーをやっていて、こういった課題にも触れている。最近稼働した女川原発の建屋内でも(震災後の改良工事が進行している現場で)話している。セミナー講師自らおかしたヒューマンエラーということになる。
 ちなみにヒューマンエラー対策の基本は機械化とポカヨケである。特にポカヨケが重要で、先輩からは道具立ての工夫をすることを何度も教えられた。作業をやりやすくすることと、ながらスイッチのようなチェックである。
 メルカリでは基本的に出品者と購入者の個人情報は秘匿されたまま売り買いがおこなわれる。すべてITシステムの中でおこなわれるので、こういう場合、融通性がないとも言える。システムでは対応できず、当事者同士で相談しなさいということだった。私は私なりに、アイデアを出して購入者に提案した。ところが、購入者の方が良い案を提示してくれた。きゅうくつなシステムの中でもできる方法だった。
 気になる人もいるだろうから、具体的な方法をきわめてシンプルに書いておこう。購入者は取引をキャンセルする(これはシステムの中にある機能の一つだ)。ただし、通常と違って、受け取った品物は返却しない。出品者は返却されたことにして同意する。あらたに不足していた商品を前と同額で出品し、購入者がそれを購入する。こうすると、手間はかかるが、購入者に余分な金銭的な負担は発生しない。ミスをした出品者(私)は、1回分のよけいな負担が発生するだけだ。
 それを採用することで、この件は解決したのだが、時間だけはほぼ1日かかってしまった。
 自分自身のおかしたヒューマンエラーに対するポカヨケは、冷静なときに深く考えなければならない。
 その間に、ルーチンはもとより、月初ルーチンの残り(ガス台の清掃など)や後片付けの続きをしたから、すっかり疲れてしまった。
 就寝前に、一昨日届いた、組み立て式のオブジェをやってみた。細かい作業だが、肉眼というかシニアグラスなしでもできる。多忙な中ではなかなかできない。落ち込んだ気分を盛り上げるのに、なかなか良い趣味の時間だった。

11月3日(日)「柿は栄養満点・・・の風さん」
 ワイフを駅まで送ってから、物置への片付け物を一つし、愛用のスニーカーの靴磨きをした。そして、いよいよ、私のミスの穴埋め、徒歩で投函に行ってきた。約千歩の散歩になるので、それは良いことだ。天気も快晴で気持ち良かった。
 月初ルーチンの最後は2階の掃除だが、今月は、ちょっと気分を変えて、書斎前の天井部にLEDライトを移設した。この場所はプリンターもあるし仮置き場はさまざまな資料でいっぱいだ。よく作業をするが、昼間でも暗い。自分のために設置した。でも、書斎のドアの上部に飾ってあるなまはげのお面を照らすと、凄みが増す。実はそれも狙いだった。
 朝食は抜きで、昼食はなべ焼きうどんを食べた。食事をするとぐったりする。疲労がとれないので、その後、だらだらと過ごす。
 夜になっても、あいかわらず気合が入らない。
 昨日に続いて、3Dウッドパズルの組み立てをした。ワイフの選んだものよりピース数が多く、手間はかかるが、絶対に上質なものができると思う。それを早く証明したい気持ちはある。かなりコアな部分が完成した。
 友人から自家製の柿が届いた。早速ワイフが皮を剥いてパクリ「美味しい〜!」。どれどれ? 確かに甘い。とても渋柿だったとは思えない。焼酎で醂(さわ)したのだという。干し柿にして渋(タンニン)を抜くことは知っていたが、焼酎を使う方法は初めてしった。「柿が赤くなると医者が青くなる」とワイフが言った。現在の半病人のような私には特効薬だという意味だ。ワイフが柿の栄養素の解説を始めた。感謝感謝。

11月4日(月)「コルセットも装着・・・の風さん」
 また振替休日で3連休だ。ぼくにはあまり関係ないけど。
 とにかく仕事を進めなければ、また大ピンチになってしまう。
 そのためにも疲労など消えて早く体力も戻さなければならない。それで、徐々にストレッチのメニューも増やしている。ぶら下がりは重要なので真っ先に復活させたが、知人はかなりハードにやっているので、真似しようと思った。ところが、何もせずぶら下がっているだけで息が上がる。やば。相当に重症だ。
 2年前に保護猫サラちゃんを迎えたとき、床の掃除のためにロボット掃除機を購入した。なかなかよく掃除してくれる。サンルームも掃除してほしいのだが、段差があるので、上り下りはできない。そこで、木の板と段ボールで段差プレートをこしらえた。まっすぐプレートに乗れれば、上りも下りもできるが、ななめから入ると失敗する。よく考えて、明日作り直して改善してみようと思う。ロボット掃除機の名前は、商品名RULO miniにちなんで「ルーちゃん」である。
 毎日気合とコーヒーだけでは仕事ができないので、次の対策、コルセットを装着した。軽いぎっくり腰になったとき、外科医に勧められて購入したものだが、腰痛でなくても、これを装着すると腰が楽になる。効果はすぐにあらわれて、すぐに昼寝ということはなくなった。しばらくこの手で行こう。
 3Dウッドパズル、だんだんコツがつかめて、作業が進み出した。モノづくりは楽しい。

11月5日(火)「改訂版にメド・・・の風さん」
 久しぶりにストレッチをフルでおこなった。
 元気が出てきたので、キャメロンで外出。UFJとJAをハシゴし、ホームセンターでなくなったものを補充購入した。ついでに百均へ行って、ある品物だけを探した。あれこれ物色しているとつい買ってしまうので、目的以外は見ない(笑)。店員に聞いてやっと見つけたので買って帰ったら、家にあった(涙)。
 ここからはコルセットを装着して、ダウンすることなく頑張った。
 最優先はビジネス本の改訂版である。編集者とメールのやりとりをして、今回の改訂の目玉が明確になった。新たな章を追加しなければならない。内容は実務演習である。学びの自己チェックと社内での活用がポイントだ。舞台的な3つの切り口を発見した。これで気を良くして、次の仕事と思ったが、時間切れ。
 屋内の雑務の残りをやり、3Dウッドパズルの続きもやった。パズルはほぼ50%完成したような気がする。面白い。
 コルセットのおかげで最後までやりきれたので、ネットでもっと良いコルセットがあるのか念のため検索してみたが、似たり寄ったりで、これなら、今後もっと体幹が弱ってもロボットのように動ける、といったものはなかった(笑)。ま、そのうち補助動力付きのものが出てくるだろう。

11月6日(水)「復刊のサンプルが届いた・・・の風さん」
 ここ数年、人間ドックの後、あちこちの病院へ行く。もうルーチン化されている。今日は総合病院へ早朝から出かけた。
 ここは基本的に予約制になっている。予約外は予約患者の間の空いた時間に入れてもらうので、早めに受付をしておかなければならない。8時前に病院へ行き、番号札をもらい、8時15分から順番に総合受付をする。次に診療科へ行って、そこの受付をするのだが、うまい具合に予約外ではトップとなった。診察は9時からである。
 ところが、予約患者が多く且つ時間がかかっていて、呼ばれたのは11時半過ぎだった。お馴染みの医師が「待たせてごめん」とあやまったが、先生こそ、休みなく診察をしていて、ご苦労様である。昨年と同じパターンで、医師もよく覚えていて、スムーズに診察と処置がされた。「手術する方法もありますか」と尋ねたら「再発することも多いから、あまりお勧めではありません」とのことだった。今回で3回目なので、来年も同じ状態だったら手術も選択肢になるような気がする。
 帰宅してトーストだけの昼食を摂ったが、もう疲れ切っていた。
 復刊が実現した『怒濤逆巻くも』の上巻のサンプルが届いていた。下巻は来月だ。
 夕方、長女夫妻が来宅し、復刊の話をしながら、「文庫の古本はけっこう高額で取引されているよ」と言いつつ、iPhoneで検索したら、なんと3万円だった。復刊が実現したので、一気にプライスダウンされるだろう。
 オンラインの認知症テストをやった。通算11回目だ。何度やっても上達することはない。しかし、まじめにやってきたおかげで、来年1月末に、オンサイトでの検査を受けられることになっている。楽しみではあるが、恐怖でもある。超早期のアルツハイマーだと診断される可能性があるからだ。そうなったらどうするか、まったく想像できない。
 花粉症がひどくなってきたので、今夜は早めに閉店にした。

11月7日(木)「花粉症で苦しむ・・・の風さん」
 花粉症がひどい。立冬だからではないと思うが、急に冷え込んできたことは関係ありそう。
 コルセットの装着も必要で、朝から憂鬱な1日の予感。
 サンルームの監視カメラの不調を長女に指摘され、一度は復活したものの、また死んでいるので、今度こそと思い、リセット(工場出荷状態)までして、再セットアップを試みたが、Wi-Fiが見つからないで終わってしまう。これはおかしい。明日、再挑戦するが、それでもダメなら故障だろう。やれやれ。
 サンルームの埃(ほこり)がひどいので、花粉症のこともあり、床面を片付けて、ルーちゃんに掃除してもらった。それにしてもすげえ埃。
 気分転換を兼ねて、徒歩で投函に行ってきた。空は雲一つない青空で清々しい。しかし、気温は低く、風もあって寒い。花粉症にはよくない気候だ。
 鼻がぐずぐず言って仕事にならないので、クリニックでもらった薬を服用して、しばらくダウン。
 2時間後に起き出して、階下へ行ったが、体調はもどらず。昼食にピザを食べて、再び薬を服用して書斎へ。
 とても仕事にならないので、3Dウッドパズルの続きをやった。遊んでいる間に、少しずつ症状が改善されてきた。
 夜、エージェントから電話があり、児童書の原稿について、発注元からの希望を聞いた。第二稿にする時点でかなり修正したつもりだったが、もっともっとという要求で、第三稿はさらに激しく書き直すことにした。これまでにないチャレンジになる。
 あ〜あ、仕事ができない1日だった。

11月8日(金)「ヒューマンエラー・・・の風さん」
 このところずっと気温が低いので、GSへ灯油を買いに行ってきた。巡回販売車の灯油が比較的リーズナブルなので、それと比較するためでもあった。現時点は昨冬と同じ価格だった。灯油の価格もガソリンほどではないが、同様に変動する可能性がある。確認しながら、巡回販売車も利用しようと思う。
 屋外タンクに補充し、リビングの温風ヒーターの準備をして、さっそく使ってみた。やはり暖かい。サラちゃんも夜はケージの中のハウスに入るようになってきたので、とりあえず準備はできた、と(^_^)。
 喪中葉書が届く季節になった。今日届いた中に、お世話になった先生の訃報があり、悲しさがこみあげてきた。とても優しくしてくださった先生で、ご病気だったので控えていたのだが、新型コロナに対する警戒も緩和されているので、そろそろ久しぶりにお会いしたいと思っていたところだったのに、・・・。結局、何の恩返しもできないままお別れしてしまったことになる。
 花粉症はおさまっているが、ちょっと力が抜けてしまい、気になっている3Dウッドパズルの続きを始めた。これは、ジグソーパズルが平面つまり2Dなのに対し、立体的に組み上げていくもので、LEDライトや金属や樹脂の小物もある。類似品の公式ページを見てみたら、ピースはレーザーカットだという。
 そのまま一気に完成させてしまった。我ながら良い出来だと満足した。ワイフや長女に見せて自慢した。
 ところが、片付けをしていたら、ビックリ仰天、使わなかったピースが2点もあった。作業マニュアルをチェックすると、一昨日組み立てた部品で発生していた。今日、接着してしまったので、手直しはできない。外観上、わからない部分なので、このままにしておくが、全259ピースの中の2ピースで起きたヒューマンエラーで、0.77%のミスだ。決して小さな数値ではない。ああ、専門家にしてこれだ。猛省せざるを得ない。亡くなった恩師が天国で苦笑しておられるだろう。

11月9日(土)「仕事の後は猿の惑星・・・の風さん」
 昨夜完成させた3Dウッドパズルを少し改良した。LEDライトのタッチスイッチが箱の上部でオンオフできるように、しっかり固定したこと。それから、埃よけの透明カバーの上げ下げ用に取っ手をつけたことだ。この取っ手は、10年ほど前にドイツのホテル・ゾンネのオーナーからもらったもの。ゾンネとは Sonne 太陽のことだから、太陽をデザインした真鍮か銅のペンダントだ。
 さて、気になっていた3Dウッドブロックも完成したので、仕事に取り組んだ。
 改訂版のビジネス本では、編集者からいくつか指示が出ている。全体で30ページくらい増やしたいというのもその一つだ。これは序論で5ページ、第7章で25ページ増やすことにした。現状の本で30ページに相当する原稿はどれくらいか、調べてみた。第7章の構成を考えて、原稿の量を割り振ってみた。想像したより、各項目が少ないことが判明した。それは、元の本に図表が多いからである。読みやすい本を目指すので、今回も図表はそれなりに挿入する。
 次に、学会誌に投稿する原稿だ。フォーマットは決まっている。とりあえずテキストに、元となる講演スライドから要点だけメモしてみた。原稿は6ページ程度となっている。こちらも挿入する図表が多いので、文字原稿の量は少なくなりそうだ。
 これらができたところで、仕事を中断し、途中まで観ていた映画の続きを観た。最後まで観た。新しい猿の惑星のシリーズで、その第1作「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」である。なかなかメーキャップがリアルだ。木に登るシーンでは写らない道具を使っているのだろうが、真に迫っている。終盤でシーザーがしゃべったところが最大のインパクトだな。私も超早期のアルツハイマーだと診断されたら、同じ種類の薬を服用することになるのだろう。偶然とは言え、恐ろしい映画を観てしまった。

11月10日(日)「だんだん仕事の焦り・・・の風さん」
 仕事のプレッシャーが高まりつつある。やらねばならないことも多い。
 ストレッチをフルメニューでおこなった。これくらいは平気だが、体力は落ちている。できるだけ動かねばならない。幸い、今日も郵便物があり、徒歩で投函に行ってきた。しかし、もっと歩いたり、筋肉労働をしたりしなければ。
 ルーチン後、昨日に続いて、原稿の準備だ。ビジネス本の構成をさらに緻密に分配した。こうやって作業を分割していると、執筆ではなく、本当に作業のような気がしてくる。
 学会誌に投稿する原稿は、まだテキスト状態だが、執筆に入った。しっかりした文章にしながら、打ち込んでいった。最後まで書き上げたら、Wordのフォーマットに挿入し、全体が6ページ程度と言われているので、図表がどれだけ入れられるか確認する。小さくすればいくらでも入るが、見やすさも大切だ。
 日が暮れてから、長女を名古屋まで送った。マンションの近くのびっくドンキーで晩御飯にした。実は、9月25日の夜、函館でレストランを探していて、やっと見つけたびっくりドンキーで晩御飯にしたのだった。あの夜も今夜も、レストランはいっぱいだ。やはり安価でしっかり食べられるところは、庶民に人気なのだろう。
 就寝前にも少しだけ仕事をした。月末までに終えることや、12月の準備もある。焦る焦る。

11月11日(月)「うつ状態?・・・の風さん」
 起きてすぐ1か月後のホテルの予約をした。とりあえずではあるが、直前では満室の恐れがあるので、確保しておいたのだ。会う予定の知人へもその旨連絡しておいた。
 ワイフに駅まで送ってもらった。毎年やっている上部消化管(食道から十二指腸まで)の内視鏡検査のため出発した。鎮静剤を使うので、キャメロンでは行けない。病院の最寄りの駅まで1,310円の運賃がかかる。東京なら隣県まで行けるが、近距離だ。そこから病院バスに乗る。
 すべて慣れたプロセスだ。受付後、医師の診察を受けてから検査だ。鎮静剤を打たれてまもなく眠ってしまい、目が覚めたときはベッドで休んでいる。すべて終わった後だが、終了後30分ほどで確実に目覚めるというのが素晴らしい。会計時に「特に異常はありませんでした」と言われ、すぐに日常に戻れた。
 往路の逆パターンで家路についたが、駅の乗り換えで階段を利用したため、かなりきつかった。明らかに脚力が落ちている。
 帰宅後、コーヒータイムになり、疲労がどっと出たので、1時間半ほど昼寝した。
 それでも、疲労はとれず、あれこれと雑務を処理した。しかし、昨日の焦りがまた募って来て、うつ状態になった。これは老人性かもしれない。寺田虎彦の随筆「数学と語学」を読んだ。論理的に矛盾のある個所があった。猿の惑星の続編を少し観た。ストーリーの前提条件に難がある。うつ状態でも、感性は鋭く研ぎ澄まされている。精神状態が異常なときの特徴かもしれないが。

11月12日(火)「執筆に取り組む・・・の風さん」
 午前中、ドラッグストアに行ってまとめ買い。毎回サラちゃんのおやつを買うのだが、レジで「クーポンがあったような・・・」とつぶやかれたので「クーポンは犬用で、買ったのは猫用です」と教えた。ここのレジは親切で、使用可能なクーポンを忘れていると指摘してくれる。店員の好意なのか、ストアのマニュアル通りなのかわからない。こういったビジネス手法が顧客をつかみとるのだ。安さ目当ての顧客でも、来店すれば、つい他の物まで買ってしまう。
 教室が急遽お休みになったので、ワイフがランチを作ってくれた(なので、朝食は抜いている)。しっかり食べると眠くなってしまうのはいつものパターンで、しばし昼寝。
 ビジネス本の執筆に入った。演習問題の原稿なので、比較的楽だが、本文の構成を変更したことが少し面倒というか注意を要するようになってしまった。演習問題の追加で企画が通り、本文の構成変更については特にコメントがなかった。なので、本文の構成はとりあえず変更なしに戻して、演習問題の執筆に取り組むことにした。明日からペースを上げる。
 論文の原稿も続きを書いた。途中で資料の確認が必要になり、いつもの緻密な調査というか検索・確認作業になってしまった。まあ、何とか、ラフ原稿の形ができてきたので、明日からフォーマットに流し込んでみる。この論文は、最も早く完成させなければならない。
 児童書の原稿執筆に入る前に、本の分量(ページ数、原稿枚数)の参考になる本をエージェントから送ってもらったので、ちょっと読んでみた。エージェントは「内容がよくわからない」と感想を述べていたが、私からすれば「価値が見つからない」状態だ。芸術とは言え、受け取り側の感性にすべて任せるのではなく、作者は意図的に価値を埋め込むはずだ。その意図的な価値が見つからない。とりあえず最後まで読んでから最終判断してみよう。その前に分量はよくわかった。原稿の中身に相当にテコ入れしないとこういった分量の本はできないことは十分にわかった。

11月13日(水)「To Do Listにしたがって・・・の風さん」
 執筆中の児童書はシリーズ化が期待されている。しかし、これまでの鳴海風流の内容ではないので、チャレンジであり、新たな成長のチャンスでもある。シリーズ化の成功例は多いだろうが、エージェントが未読だというので、山本悦子さんのポケネコにゃんころりんシリーズ全10冊を宅配で送った。自宅で先にスマホで手続きをすべて完了させて、コンビニではバーコードを見せるだけという、メルカリ発送と同じやり方だった。これで料金も割引きになるので、貧乏作家としては助かる。
 今日も To Do List は頭の中に作ってあった。
 コンビニから帰宅してすぐ電話注文をし、サプリの補充注文をネットからし、ルーチンをこなしながら、並行して hairdye を強行した。
 昼食後、庭に出てフェンス周辺の寸法を測った。いよいよガーデン改造計画を実行したいと思っている。来月の中旬までスケジュールがつまっているので、それ以降になるが、庭が隙間だらけになっている時がチャンスだ。しかし、その前に、梅の剪定もやらなければならない。これが先だな、きっと。
 来月のセミナーへ向けて、ビジネス関連の知識も更新しておかなければならない。毎月送られてくる中産連の冊子を開封して読み出したら、貴重な情報がてんこもりだった。ここはしっかり勉強しておかないと、顧客の企業が失望する、つまり私は信用を失うことになりかねない。何でも精いっぱいやる方針だが、それは後悔したくないからで、でも結果として失敗することはあるから、やはり後悔はするのだが(笑)。

11月14日(木)「だんだん仕事のペースが上がってきた・・・の風さん」
 やっと朝のストレッチがフルメニューに戻った。次は日中どれだけ頑張れるかかな。
 ルーチン後、花キューピットを送る準備をしていたら、送り先の電話番号がわからないことが判明した。住所録にないし、スマホにも入っていない。年賀状を確認したが書いてない。104にも電話したが、登録されていないという。知人に教えてもらおうと思って電話したら留守だった。ここで中断してしまった。
 昼食後はいつも眠くなってしまい、最近は諦めて昼寝するのだが、今日は身体を休めるだけにしてがまんした。昼寝することなく1日中頑張れれば、さらに仕事ができるはず。虚弱ボケ老人は、ボケ老人に早く戻りたい。
 ビジネス書の執筆の続きを気合でやった。1章追加するうちの3分の1ができた。このスピード感は大事だ。
 論文の方は、昨日に続いて、図として使う画像データの整理だった。出所を明確にし、所蔵元の許可が必要なものは、早めに申請しておかねばならない。5か所あるのだが、かなりの時間をかけて、3か所はパブリックドメインで申請不要、1か所は申請が必要だと判明し、あと1か所は念のため確認の問い合わせをした。これで、明日からあらためて本文の推敲ができる。
 ネット発注したものなど、今日は宅配が3つも届いた。こんなに宅配をたくさん利用するようになるとは、10年前には想像もしていなかった。楽になっているようだが、やはり本人がばりばり働けないと、こういった便利さも生きてこない。

11月15日(金)「仕事密度の高い1日・・・の風さん」
 ストレッチからルーチン、歩いて投函とてきぱき動いて、ブランチはトースト1枚。
 上京するワイフを駅まで送り、その足でクリニックへ。人間ドックの結果を受けて、念のため採血をしてもらい、さらにインフルのワクチン接種をした。意外と痛い。注射器を操作した看護師も「私も今日やりましたが、痛かったですよ」と。今年はやや痛いバージョンなのだろう(と生産技術者はあっさりと納得する)。
 新型コロナのワクチン接種も予約した。医師に「増殖型でしたい」と提案した。6回もワクチン接種していても、今年2月に感染し、ひどい目に遭った。1年に1度の接種くらいでは、当分の間、いつ感染するかわからない。効果が長続きするレプリコンはぜひ試したい。副作用が少ないのもいい(これは安全性が高いことだと技術者はすぐ理解できる)。ところが、医師から「うちでは2種類用意していますが、それは含まれていません」との回答。残念。
 帰宅するころ、雨が降っていた。しばらく天気は悪そうだ。
 愛工大でお世話になった先生と電話で歓談した。お元気な先生との話は楽しい。若返った気分になれる。
 ビジネス本と論文の執筆に精を出したが、今日は時間が少なかったな。
 晩御飯は、ふりかけと納豆をかけたご飯にした。おかずはなし。このところ食事制限をしているが、クリニックで測った体重は、おそらく過去最高。やばい。ワイフは今ごろ東京で次女と遊んでいる。

11月16日(土)「論文はやや前進・・・の風さん」
 雨は上がっていたが、空はどんよりしている。アレクサ予報もときどき雨だという。友人が遊びに来る予定だったのを、悪天候を理由に延期したので、今日は仕事を進める日にしよう。
 喪中はがきで知り合いの先生の訃報を知り、以前にも似たようなことがあったので、今回も喪中見舞いの花を送ることにした。花キューピットで送る手配をし、その後、手紙を書いた。封筒に入れ、古い切手の中から110円になるように組み合わせて貼った。幸い、雨がやんでいるので、徒歩で投函に行った。わずか千歩、10分なのだが、帰宅するころ、雨がポツポツ降り出した。気分も湿っぽくなった。
 昼食は今日もトースト1枚だ。
 仕事の焦りがあって、午後からZOOMで数学セミナーがあるのを忘れてしまった。それだけ気持ちに余裕がない。しかし恐ろしいのは、たとえ余裕があったとしても、忘れていたのではないかということ。自分の認知症をこれほど心配するようになるとは、予想もしていなかった。人生、いつ何が起きるかわからない。やるべきことは早めにやっておかねば。
 ビジネス書の執筆は、やや難しい段階に入った。完璧を狙わず、下書きくらいのつもりで書き進めた。わずかしかできなかった。それでも、1ミリは進んだろう。
 論文の方は、フォーマットにしばられるのをしばらく忘れることにして、中身を書き進めることにした。こちらは下書きは終わっているので、推敲しながらだ。どうしても図を入れたくなるので、自然体で、図を挿入することもした。スマホのアプリと違って、PCの操作は慣れている。外では雨が降っている音がする。
 晩御飯はなべ焼きうどんにした。
 すぐ論文の執筆に戻った。こちらは思った以上に進んだ。何とかあと数日で書き上げ、知り合いの先生に投稿前にチェックしてもらいたい。

11月17日(日)「また半徹夜・・・の風さん」
 天気がいいが、今日も仕事中心で頑張ろう。昨日中断したストレッチをフルメニューでこなした。
 午前中にルーチンを終え、昼は賞味期限が昨日で切れた鍋焼きうどんを作って食べた。今日ワイフが帰宅するので、少しでも食べ物の在庫をなくしておく必要があるが、屋内作業ばかりの体に必要以上のエネルギーは毒である。
 しかし、やはり満腹感があると眠くなってしまう。疲労もあって、リビングでだらだらと過ごした。珍しくサラちゃんがおやつを欲しがらないので、ルーちゃんを起動させて1階の掃除を始めた。ルーちゃんを監視するサラちゃんの動画を撮ることができたので、インスタグラムにアップした。早速の知人の反応がある。
 難しいビジネス書の執筆を再開した。う〜ん、確かに手ごわい。そうこうしている間に、宅配が代引きの荷物を持ってきた。この商品は代引きでしか購入できない。理由は不明。割高になるのが貧乏作家には痛い。あれ、虚弱ボケ老人がとつぜん貧乏作家になったぞ。
 ワイフが帰宅した。コーヒータイムにして、東京物語を聞いた。長女や次女と合流して色々と楽しんできたわけで、本人は大満足だったようだ。こういったことがある分、私は私で自分の好きなことができる。そのためにも、お互いに健康でなければならない。ワイフに最近発見した3Dウッドパズルを紹介したら、以前探して見つからなかったタイプだったので欲しいという。私も作ってみたかったので、発注することにした。来月の後半になれば時間がとれるだろう。
 晩御飯後、論文執筆の続きを始めた。こちらは要領がわかったので、順調に進んだ。午前零時ころ、まだ元気だったので、一気に書き上げることにした。
 午前4時ころまでかかって、ほぼ形が整った。知り合いの先生に投稿前のチェックをお願いした。
 ホッとした気分で就寝モードに入った。

11月18日(月)「キャメロンがまた故障・・・の風さん」
 11時過ぎに起床。睡眠不足だが、そんなことは言っていられない。
 未明に送ったメールに先生からていねいな返信があった。最も心配していたフォーマットからの逸脱について、クールなアドバイスがあり、修正する意欲がわいた。これなら今週末までに論文原稿を提出できるだろう。
 昼食、ルーチンを終えて、キャメロンで外出しようとして異変が起きた。エンジンがかからないのだ。バッテリー上がりと似ているがそっくりではない。50年の運転人生でも初めてだ。始動にかかわる系統のヒューズ切れだろうか。カリチューに第一報を電話し、急遽電車に切り替えて出発した。今日は、名古屋の眼科へ行く日だった。
 ワイフに言わせると私は夏と同じふだん着で、確かに寒い。急に冷え込んできた。バッテリー上がりだとすると、納得できる。自分で購入した互換バッテリと交換したのは、今から9年前だ。その後、4年前にカリチューで純正品と交換していた。そろそろ寿命(とは思いたくないが、故障が起きるころ)かもしれない。
 日が暮れて帰宅した。キャメロンの故障が気になる。明日、自前の充電器でバッテリのチェックをすることにした。交換時期だと判明したら、またネット発注しようかな。念のため、互換バッテリーを確認したら、9年前より2割以上値上がりしていた。とすれば、純正バッテリはこれよりもっと高額となる。昨日復活した貧乏作家にはかなり痛い出費だ。
 ビジネス本の執筆の続きをやったが、あまり調子は上がらなかった。

11月19日(火)「花粉症と戦いながら・・・の風さん」
 昨夜から花粉症が悪化し、今朝も治らず。やらねばならないことがあるのに、鼻水が・・・(涙)。
 ワイフを駅まで送り、とにかく腹ごしらえと思い、トーストを食べたが、ティッシュが手放せない。リビングでごろごろしながら、頭の中でやることのシミュレーションばかり。結局、少しやっては休み、また少しやっては休みを繰り返した。以下は連続のように読めるが、実際は細切れ作業だった。
 車用のバッテリー充電器をつないでみた。バッテリーチェック機能では異常表示なし。容量も90%あり、0.4Aの細々充電が始まった。その前に、キャメロンのエンジンがかからないことは確認済。カリチューで第一報をし、色々と話したが「やはりバッテリーが一番くさいよね」で一致。
 昼食後、ルーチンと片付けを少しした。
 日暮れ前に、充電状況をチェックすると、FULの表示。つまり充電完了と出ている。試しにエンジンをかけようとしたが、かからなかった。寸前にシガーライターに差し込んである電圧計が7Vを表示していた。これまでERRだったのに。すぐに真っ暗になった。再びカリチューへ電話して相談。バッテリーの問題だと結論付けるために、アクアのバッテリーとブースターケーブルでつないで、始動するか確かめることにした。
 アクアを移動させて、後部シート下のバッテリーとキャメロンのトランク内のバッテリをつないで始動させたら、問題なくエンジンがかかった。2回試した。もう間違いない。3度目の電話をカリチューへ入れた。異常なバッテリーでは、充電器のバッテリーチェックでもわからないことがあるという。
 悩んだ末、9年前と同じ互換バッテリーを発注した。出費が痛い。
 花粉症の対策として、クリニックでもらった薬を2錠、長女からもらったカプセルを1錠飲んでいた。ワイフを迎えに行くころようやく効きだしてきた。まだ仕事はできないので、壊れていたクリスマスツリー用電球セットを修理した。2か所で線が切れていて、全体の回路がオープンだったので、その2か所を半田付けした。虫眼鏡で見ながらの繊細な仕事で、花粉症がほぼ治ったところで、修理も完了した。これで、ミニクリスマスツリーが復活する。
 晩御飯後、最後の力を振り絞って書斎へ入ったが、頭が働かず、執筆はまるで進まなかった。

11月20日(水)「また午前様だぜ・・・の風さん」
 花粉症が再発しないように、体をだましながら、ストレッチのフルメニュー。ルーチン後、アクアで外出。
 JAとUFJのATMをハシゴしてからドラッグストアへ回った。ATMで通帳残高を見て気落ちしたが、ドラッグストアでは、スマホに届いたクーポンをたくさん使うことができて元気を回復。何ともわかりやすい性格。
 帰宅してトーストの昼食(朝食はもちろん抜き。昨日、花粉症に抵抗してたくさん食べ過ぎた)。
 執筆が停滞しているので、雑務も遅れている。とりあえず雑務を片付けて、気持ちを楽にした。
 何度もここに書いたことがあるが、会社ではこなしきれない仕事に対して、優先順位をつけて処理するように教えられた。優先順位は、もちろん重要度に応じてつける。その価値判断は会社にとっての、だ。しかし、現在は違う。一人で仕事をしているので、誰かに任せられる仕事はほとんどない。どんな雑務でも、最後は自分がやるとなると、やらなければいつまでも TO DO LIST から消えないのだ。
 論文の修正を1項目した。昨日やりたかったことだ。バッテリー問題と花粉症でできなかった。
 ビジネス書の執筆の続きをした。同じく昨日やりたかったところまでが目標だった。なかなかできない。けっこう手ごわい。意地になってきた。結局、午前2時過ぎまでやったが、あと一歩でエネルギー切れとなった。