気まぐれ日記 2025年3月

最新の更新はここ

3月1日(土)「気になる国際情勢・・・の風さん」
 利権と平和を交換するくらいの覚悟で臨んだゼレンスキー大統領だったろうが、相手が前政権の貢献と引き換えに利権を求める姿勢を崩さなかったため、会見は決裂した。こうなったら、アメリカ抜きで(自由と民主主義を守る国々が結束して)ロシアと戦うしかないかもしれない。アメリカの分(資金と武器)を負担するのだ。直接軍隊が出て行かなければ、第三次世界大戦は防げると思う。
 月初ルーチンを半分こなした。カレンダーの更新と、鏡と配管の清掃、そしてサンセベリアに肥料と水やり。
 今日の陽気は4月並みらしい。歩いて投函に行ったあと、着替えて屋外作業に出動した。
 フェンス工事の再開は、支柱を埋める穴掘りの続きだ。先月掘った5つの穴をさらに掘り進め、新たに4か所の小穴を掘った。これで、コンクリートも使った支柱埋め込み作戦の目途が立った。来週から雨模様になるので、工事は停滞するが、やれることを少しずつ続けるつもりだ。
 1時間ちょっとの屋外作業でも、久しぶりだったので疲れてしまい、夕方は仮眠。
 晩御飯後、やっとルーチンに取り掛かった。今夜も、昨夜の映画の続きを30分だけ観た。
 ヨーロッパ諸国がゼレンスキー大統領の支持を表明したので安心して就寝モードに入れた。

3月2日(日)「帰結・・・の風さん」
 今日も気温は高い。庭の梅も三分咲きだ。ストレッチ後、気合を入れて1日が始まった。
 やや遅めのランチ後、屋外作業に出動。今日からフェンス補強用の単管パイプを塗装する。あくまでも見栄えの問題。ブロックに7本のパイプを立てて、上から塗装した。明日はひっくりかえして反対側をやる。天気が下り坂なので、この作業は数日にわけておこなう。
 小一時間で終え、ワイフの希望に応えてウォーキングに出かけた。蓮池までで、土筆の状況を見たいと言う。たいした距離ではない。蓮池は相変わらず蓮の茎が見えない。やはり消失している。土筆はまだまだ。
 帰宅したらコーヒータイムにするという。驚いた。カロリーオーバーになると思うが、いちおうさからわない(笑)。カロリーオーバーよりも、眠くなってしまった。
 結局、今日も執筆はできず、映画の続きを最後まで観て就寝モード。最後までというのが重要だった。8分ぐらいのエンドロール(文字ばかり流れていくやつ)を早送りしたら、最後の最後に1分もないシーンがあった! そう。物語は終わっていなかった。しかし、結末は、観る人の想像にお任せということで、・・・私の場合、どうなるのか、というより、クリエイターのはしくれとして、どうするべきか悩んだ。結局、オーソドックスな終わり方を選択。そうでないと、この物語は終わらない。ちなみに映画のタイトルは、キアヌ・リーブスの「ジョン・ウィック:コンセクエンス」チャプター4。前の3作はすべて観た。今回のコンセクエンスとは、consequence のこと。つまり、帰結。

3月3日(月)「ひな祭り・・・の風さん」
 ひな祭りだと言う。ワイフが両親からもらったお雛様を、先日、久しぶりに見た。立派なお雛様だった。あらためて、義母や義妹にも見せると言っていた。子どもたちは巣立っていったが、毎年飾りたいと思った。そのためには、私の屋内外リニューアル作業は重要だ。急がねばならない。
 週間天気予報より1日早く、今日から雨模様になった。幸い気温はまだ高い。
 月初ルーチンの最後、レンジ台と空気清浄機のそうじをおこなった。
 リビングのプラズマクラスター方式の空気清浄機は、新型コロナ蔓延以来、365日、24時間フル稼働だったが、今後、冬期間の限定稼働にする。ペルチェ方式の除湿機と半年交代のシフト運用にする。
 雨がやんでいるうちに、徒歩で投函に行き、続けて、単管パイプの反対側塗装をした。今回水性ペイントを使用しているのだが、刷毛の洗浄はシンナーではまったくできず、水洗いできれいになった。乾燥したあとの耐久性が少し不安だ。今年は、屋外作業で塗装をいくつか予定している。勉強することが多そうだ。
 たいした仕事をしたわけでもないのに、夕方から疲労がどっと出て、執筆のアイデア出しに集中できなかった。それにしても、知人のフェイスブックは、見事なストーリー展開になっていて感心する。
 晩御飯はひな祭りにちなんだちらし寿司で、季節感を味わった。庭の梅もやっと五分咲きだ。

3月4日(火)「執筆の障害・・・の風さん」
 朝からしっかり雨。それでも、雑務の積み木崩しは少しでもやっておかねばならない。
 昼頃、小雨になったので、傘をさして歩いて投函に行ってきた。久しぶりに売れたメルカリの発送だ。往復で千歩。帰って来てすぐ、単管パイプの塗装の3日目。今回選定したペンキの仕上がりはあまりきれいでなく、二度塗りは必須のようだ。水性だからかなあ。明日、再びひっくり返して塗装して終了にするつもりだが、完璧は求めないことにしよう。
 ちょっとたまっていた名刺のデータ保存もやっておいた。
 この間、海岸までウォーキングした時、イヤホンでAmazonPrimemusicを聴いた。途中で、Wi-Fiもモバイル通信もoffなのに音楽が聴けるので変だと思い、念のため聴くのをやめていた。
 それを突然思い出して、ネットで調べてみたら、オフラインでも追加費用なしで聴けることがわかった。操作はちょっとわかりにくく、たまたま自分のスマホでは、アプリを入れてあり、自動的にオフラインで聴けるようになっていた。もっと操作を覚えれば、外出時にどこでも音楽が聴ける。長い間Prime会員だったが、知らなかった。
 今日もほとんどの時間を児童書のストーリー構築に使ったが、うまくいかない。障害がある。リアリティを追求する私の執筆スタイルが障害なのだ。何とかこれを突破しないと。

3月5日(水)「新たなアイデア・・・の風さん」
 小降りになってきたが、まだ雨は続いている。執筆で苦悶する私の脳みその中は暴風雨かもしれない。
 知人から珍しい余寒見舞いのハガキが届いた。昨年末から帯状発疹で絶不調だったらしい。水疱瘡にかかって治った人でも、そのウィルスは体内に残っていて、免疫力が低下すると帯状発疹として発症して苦しむ。知人もそれではないかと想像するが、昔水疱瘡を経験している私は、そういったリスクを強く感じている。幸い、住居地では補助金を出してくれるので、今度かかりつけのクリニックにワクチンの相談をしてみるつもりだ。
 意外と寒さが長引いているので、灯油を買いに、小雨が降る中、キャメロンで出かけた。ありがたい。行きつけのGSの灯油はずっと値段が変わらない。助かる。
 帰宅して、屋外タンクに灯油を補給したし、単管パイプの塗装の4日目を強行した。2度塗りを終えたことになるが、欠陥部分はある程度残る。最後の仕上げをあと1回だけやろうかな。
 ついでに、単管パイプの専用ジョイントを書斎でチェックしたら、見逃していることがあった。不注意だった。昔からそそっかしいミスが多かったが、虚弱ボケ老人になって増えている。対策をいくつか考えたが、すべてお金のかかる話。虚弱ボケ老人は金がかかって困る。老害というか社会の邪魔者になりかけている。
 今日も、そう、今日も児童書のストーリーを真剣に考えた。リアリティ無視で考えたのだが、どうしても屁理屈を考えてしまう。自分の執筆スタイルを否定するようなやり方だが、とりあえず挑戦している。しかし、できない。出来上がったストーリーを編集者へ見せられないのではなく、そもそもできない。
 なぜだ? やはり虚弱ボケ老人だからだろうか。
 半ば怒り狂ってワイフに状況を説明したら、まるでトランプがゼレンスキーに向かって言うように「あんたが悪い」と指摘された。それとこれとは違うのだが、・・・待てよ、もしかすると同じだったりして・・・いいや違う。・・・と頭の中で抵抗しているうちに、新たなアイデアが浮かんだ。これならいけるかも(^_^;)。

3月6日(木)「真のどんでん返しとは?・・・の風さん」
 頭の中は暴風雨というくらい悩みは深い。外は雨は止んだが、風が強い。私の悩みは解消へ向かうのだろうか。
 とりあえず雑務。今日もキャメロンで出かけ、ドラッグストアでゴキ対策用の毒エサを割引で購入した。今月末が年2回の毒エサ交換だ。続いて、ホームセンターへ向かい、フェンス工事のための部品購入で失敗した挽回策を検討した。2案のうちの1案を採択して、また部品を購入した。この案でいくにしても、まだ作業が必要だ。どこまでいっても、自らのボケを疑う。たとえ病気でなくても、老化は否定できない気がする。う〜ん。悩みは尽きない。
 昨夜浮かんだ新たなアイデアで、児童書のストーリーの構築に挑んだ。やや荒唐無稽な設定だが、それはそれでいい。やはり問題は面白いストーリーが作れるかだ。本当に面白いストーリーができればエンタメとして通用する。さらに、昨夜のアイデアは、出版社が求めるシリーズ化にも向いているはずだ。
 そう思って元気を出して、ストーリーを考えてみた。以前よりスムーズにできあがっていくのは、荒唐無稽という大きな自由度が力を発揮している。だいたいできた。小さなトリックは盛り込める。次は、大きなどんでん返しに持ち込めるかだ。大人向けなら深いところでひっくり返せる。児童書ではそうはいかない。単純に驚かせるだけでもいいのかもしれないが、それでは、文字通り子供だましになってしまう。真のどんでん返しにするためのアイデアが出ない。ストーリーとトリックが決まっていても、真のどんでん返しにするためにはどうすればいいのか? それを考えているうちに、今夜は閉店時刻になってしまった。

3月7日(金)「プロットからあらすじへ・・・の風さん」
 今日はさらに風が強くなった。日本全体で言えば、まだ寒気による降雪の地域もあるので、ずっとましと言えるが・・・。それより問題は傘がない(歌:井上陽水)・・・じゃなくって、自分の心の中の暴風雨だ。解決する方法はただ一つ、執筆が進むこと。
 今日こそと今日も思っていたら、とうとう心配した編集者からケータイに電話がきた。感謝の言葉を述べながら、ここ数日考えている新しい構想を話した。早速、面白いですね、いいんじゃないですか、と激励の言葉。優秀な編集者は(一般的に企業のマネージャーは、部下のモチベーションを高めることを考えているし実行しているし、結果を出している)、作家の執筆が進むように誘導してくれる。わかっていても、それに乗るのが得策だ。
 現在考えている方向で、執筆を加速させることにした。
 プロットではなく「あらすじ」を書き上げようと決心した。どうせ電話でしゃべったのだから、できたら今夜中にメール添付で送信しようと思った。
 モチベーションが異常に高まった私は、それから必死に執筆マシン(デスクトップPCのこと)に向かった。
 深夜になり、肩が凝って痛くなったが、ぐるぐる回してほぐしながら(治らなかったが)、夢中でがんばった。
 午前3時を回り、4時になりかかって、夜明けまで頑張ってもできそうもないと判断し、続きは明日やることに。
 考えを「あらすじ」の形にするだけでも、これだけエネルギーを消費する。創作とは、私にとってとてつもない事業なのだ。

3月8日(土)「バイオハザード効果・・・の風さん」
 11時ころ起床。
 昨夜というか、未明までかかっても「あらすじ」が書けなかったので、今日こそという思いで、午後から1日がスタート。
 とは言え、執筆ばかりやっているわけではない。あれこれ雑務もやりながら(いちおう気分転換にはなる)、執筆と言っても「あらすじ」の続きを書き続けた。
 雑務と呼んでいる中に読書がある。1冊を一気に読むタイプではないので、複数を同時並行で読む。現在は6冊。
 その中に、もうすぐ読み終わる本がある。『数学で犯罪を解決する』(ダイヤモンド社)という刺激的なタイトルの本だ。現役時代に購入して、そのまま書棚に眠らせていた本だ。アメリカのテレビドラマを解説した本の翻訳で、どんな数学が使われているのか解説している。かなり専門的な内容で、私でも半分も知らない数学が出てくる。原著の言いたいことは、テレビドラマで使われている数学は本物だということだ。面白いというわけではない。私は、小説家として、数学を面白い題材として使うための切り口をいつも探しているので、読んでいるわけだが、特に今悩んでいる児童書に限定した場合、この本が直接教えてくれるものはほとんどない。結局、溺れる者ワラ(藁)をもつかむのだが、ワラをつかんだだけでは人間は沈んでしまう(笑)。ワラを編んで舟ぐらいにしないと。
 今日もあっという間に日付変更線をまたいでしまった。焦りから怒り狂った私は、またAmazonprimevideoで映画を観てしまった。たぶん2回目の「バイオハザード デス・アイランド」。CGでリアルな映像になっている。それよりも、今回大発見したのは、深いテーマだ。ウィルスを作って世界を破滅させようとする悪人のセリフが、まるでプーチンやトランプが主張していることのように聞こえることだ。新型コロナの蔓延時期に、バイオハザードシリーズはすべて鑑賞したが、そのときには気が付かなかった。今の国際情勢はパンデミックの危機ではなく、戦争の危機である。その原因の本質に、ものごとの考え方がある。戦争を引き起こす一つの原因は、力と金をにぎった者が正義だという考え方だと、私は現在そういう結論に達している。「バイオハザード デス・アイランド」を観ながら、悪人がそれをしっかり説明していることに驚いた。
 その後、未明の入浴となったが、映画鑑賞による気付きが、停滞している児童書の突破口のヒントをもたらしてくれた。まったく内容は違うが、頭脳に刺激を与えた効果だろう。

3月9日(日)「日にちがわからない・・・の風さん」
 今日が何日かわからない生活が続いている。
 昨夜、メルカリ出品が売れた。2点のまとめ買い(と値引き)を提案されたので、承認した。これは初めての経験だった。2点を一緒に送れば送料が安くなる分、互いに分け合うという取引でもある。
 ゆうパケットポストminiで投函するので、日曜日の集荷は朝だ。それを過ぎると次の集荷は月曜日の午後となってしまうので、急いで梱包し、午前零時前に、徒歩で投函に行った。それが昨夜だ。風もなくて助かった。深夜の団地はしんと静まりかえり、懐中電灯をお洒落に点灯させて、半ば散歩気分、宵っ張りの家はどこか確認しながらの往復千歩だった。
 そして、今朝(ではないが)、起床は11時。ストレッチを終えてすぐワイフとブランチになった。
 夕方からワイフとウォーキングにも行った。団地内を一周して帰って来ただけだが、疲れた。しばらく仮眠(笑)。
 晩御飯後も、執筆を続けたが、正味の時間が短かったせいか、あまり進まなかった。
 徹夜しても完成しそうもなかったので、早々に閉店にしたのだが、就寝は午前3時をはるかに過ぎていた。今、何日だ?

3月10日(月)「障害物競争・・・の風さん」
 朝から快晴。気温も高い。しかし、寝坊(>_<)。
 トースト1枚のブランチ後、屋外作業に出動。庭の梅はほぼ満開である。よく見ると、虫が飛んできている。ワイフに言わせると、ミツバチらしい。これで確実に実が成りそうだ。
 家の裏にブルーシートを敷いて、単管パイプの仕上げ塗装をした。先日ホームセンターでカットしてもらった木の部品も片面の塗装をした。天気がよければ、着々と部品の準備は進むのだが。
 フェンスの基礎を作るための穴掘りの3回目。ご近所さんが見かねて、細身の鋤みたいなスコップと、穴明け用のドリルみたいな道具を貸してくれた。確かにこれらは効率が高い。細身のスコップは、浜辺でゴカイをとるときにも使うという。へえ〜。世の中には知らないことがたくさんある。勉強になった。ハーフブロックと砂利も、庭の近くへ移動させた。
 借りたスコップ類を洗ってご近所さんへ返した。
 バナナ1本とコーヒー1杯を飲んだところで、疲労でダウンした。
 夕方から児童書の「あらすじ」執筆を再開した。やってはいるが、遅々として進まない。とにかく最後まで書き上げたいのだが、障害(ストーリー上の問題点)が発生するたびに止まってしまう。現役時代、会社の仕事は、こういった障害の連続で、次々に解決していったと思うが(ある時期、上司である重役から、私の仕事ぶりを障害物競争にたとえられたことがある)、なぜ執筆でそうできないのか。時間が自由になる現在の方が、はるかに有利だと思うのだが。
 今夜も、徹夜してもゴールインは無理と判断して、早めに就寝・・・のつもりが、また午前3時を回っている。やれやれ。

3月11日(火)「人生の最終盤?・・・の風さん」
 あれから14年だと世間は言う。現役最終盤だった私は、会社から特別休暇を毎月もらって、福島の母のところへ介護に行くことが始まっていた。「また、来月来るから」と言って、母の家を後にしたのが3月11日だった。東京で下車し、出版社の編集者と会っているときに被災し、帰宅難民になった。
 その後も、母の家へは毎月通った。私にとっても特別な一日であり、一年となった。
 しかし、それからも、大きな出来事(悪い出来事)は身辺だけでなく世界中で起き続けている。人生の終盤って、そういうものなのだろうか。
 昨日の好天から一転して雨だ。
 キャメロンでドラッグストアとホームセンターへ買い物に行った。
 今日も夕方から執筆の続きに取り組んだが、なかなか終わらない。アイデアは寝ている間に出ていたのに。
 先日、ネットのフリマで安い本を見つけて発注した。昨夜も、古い『日本機械学会誌』で紹介されていた本がネットオークションに出ていたので入札したところ、今夜無事に落札できた。どちらも残しておきたい本だった。
 ビジネス本の最終校正用ゲラが届いた。いよいよこれが最後か。
 夜になっても天気はなかなか回復しない。明日はどうなるのだろう。事前に予防薬は服用しておいたのに、花粉症がどんどん悪化していく。人生の最終盤だからか、やたら天気も体調も気になる。

3月12日(水)「やれやれ・・・の風さん」
 自分の母の介護の経験から、義母の転倒が心配になり、今日、ワイフにセンサーライトを3台持って行ってもらった。ワイフの話によると、深夜、乏しい明かりの中を歩くことがあるという。高齢者の一人暮らしには不安が多い。
 留守番しながら、月2回の hairdye を実施した。気温が上がってきたので、かなり楽になった。
 雨が止んでいる間に、板材にペンキ塗装をした。本格的なフェンス工事の前に、こまごまとやっておくことがある。
 雨模様でも不思議なことに花粉症は出る。今日もクリニックでもらった薬を服用するし、刺激を避けなければならない。花粉症は一種のアレルギーでありサイトカインストームもどきでもあるから、何かの拍子にスイッチが入ると止まらなくなる。
 児童書の「あらすじ」の執筆で、新たな問題点が出てきた。どうも難しい展開にすると平易な児童書というコンセプトに反する問題点が生じる。突破するために、頭の切り替えが重要なのだが、なかなかできない。決心した。ややこしい問題でなく、単純な四則計算でできる事柄にしよう。やれやれ。
 現在の私の関心事の一つ、国際情勢では、連日、オセロゲームのように有利と不利が逆転する。複数のケースを想定比較して戦術を繰り出すのだろうが、私のボケた頭脳の遠く及ばない展開となる。感心してしまう。そして、我が身をふりかえる。私には今さら逆転なんて無理なのでは、と。できる人はできるが、できない人はできないのだ。やれやれ(英語では、Good grief. )

3月13日(木)「どんでん返し・・・の風さん」
 雨は上がったが、風が強い。満開だった庭の梅も、花弁を散らし始めた。
 寝坊はしてもストレッチはフルでこなしている。ウォーキングが復活すれば、体力低下防止になるだろう。
 天気の心配、体調の管理、どうも年寄りくさい。これが自然の摂理というやつかもしれない。ちっぽけな人間はそれに抗えない。
 ブランチ後、板部品の塗装の3回目をしてきた。水性ペンキは木材とのなじみは良好だ。単管パイプの塗装は気休めになりそうだ。
 今日も強い決意を抱いて児童書の執筆に取り組んだ。とにかく発想を変えて平易にシンプルに。最後のどんでん返しのところで、また詰まった。MSのbing(AI)に質問してみた。いつもながら、人間のような文章で回答が出てくる。ヒントになる事柄をいくつか紹介してくれた。大人向けの作品では使えないものでも、平易でシンプルであれば児童書に使えそうだ。
 ビジネス書の最終校正も必須である。最初の部分に手をつけた。来週明けには終えて返送しなければならない。
 就寝前、また洋画を鑑賞してしまった。「DEAD and ALIVE」である。配信終了が近いので、何となく観始めたのだが、先の予想がつかない。最後まで観てしまった。どんでん返しに近い結末だった。そうか。こういうパターンもあったのか。やはりエンタメの物語にはどんでん返し的なオチが必要だ。

3月14日(金)「陶芸の奥深さ・・・の風さん」
 今日は円周率の日のはずだが、終日、どこからもそんなメッセージは聞こえてこなかった。ナントカの日、というのが、あまりにも多すぎるのかも。
 単管パイプの最後の塗装をした。これでもうおしまいにしよう(笑)。今回学んだことは、水性ペンキは、(扱いやすいが、強度という点で)金属の塗装に不向きだということだ。
 午前中区の役員の業務引継ぎをしてきたワイフとアクアで出発。途中、和菓子屋へ寄って買い物をした後、某信用金庫へ行き、義父が作ってくれた通帳の解約をした。一昨年亡くなった義父の貴重な置き土産だったが、もう10年以上まったく使うことがなかったので、別の口座に集約することにしたのだ。
 定期預金を解約するとき、私が「他の銀行では、こういう場合、何に使うのですか、とさりげなく質問するが、ここではしないのですか」と尋ねたら、「奥様とご一緒にみえているようなので、問題はないと思い、あえてお尋ねしていません」との回答だった。もし私が一人で来ていたら、振り込み詐欺にだまされているのではないかと、あらゆる手段を使って確認したと思われる。虚弱ボケ老人は、疑われても仕方ない。
 その後、陶芸作家を生きがいにしている知人の陶芸展(三河地区)に鑑賞に行った。毎年恒例の行事だ。もうほとんどコロナの影響は消えていて、元のにぎわいを取り戻している。
 現役時代から、たとえ10分でも立ち寄るようにして鑑賞してきたが、超ハイレベルだと私は思っている(たぶん自分の好みにも合っているのだろう)。知人が案内してくれると、それぞれの(他人の作品でも)作り方を解説してもらえる。まるで絵に描いたような模様でも、それを出すために、工夫した工程が組まれている。釉が同じでも、部分的に酸化還元反応が異なったり、焼く時の姿勢を変えたり、時には粘土の状態で既に組木細工のように絵柄を仕込んであったりする。焼き物のような触感を感じさせない肌の作品や動きを感じるような作品にも驚かされた。

3月15日(土)「過疎化が進展する土地で・・・の風さん」
 天気はまた下り坂。雨が降り出す前に、昨日購入した灯油を屋外タンクに補充し、塗装を終えた単管パイプを濡れない場所に移動させた。
 午後は雨。すぐ近所に喫茶店兼花屋がオープンしたので、ワイフと出かけた。
 長く会社の別荘だったと思われるが、ほとんど使われていなかった。そこを改装してショップができたのである。地域は観光地だが、観光客が来ない住宅地は過疎化が進行しているので、こういった試みはチャレンジである。応援できる要素があれば、応援したいと思っていた。
 傘をさしてものの1〜2分も歩けば着く位置だ。ドアを開けて入ってビックリ。以前の間取りは知らないけれど、完全にモダンな喫茶室になっていて、一般住宅の面影はほとんどない。まだ、屋内外とも工事が完了していないので、ところどころ欠けているものはある。たとえば南側の外へ出られるガラス戸からは、まだカーテンもなく拙宅の北側が見えた。つまり、景色は良くない(最終の姿になっていない)。
 コーヒーとケーキを食しながら、しっかり観察してきた。花もそうだが、値段は安価で(近年の上昇傾向からすれば)、ちょっと心配になる。これで、客が思ったほど来なかったら、ビジネスとしての維持はむずかしいだろう。PRは基本的にSNS頼りになると思われるが、どういった魅力が発信されるか、顧客に遡及できるか、今日見た限りでは、イマイチわからなかった。
 夜、ワイフは、区の役員の懇親会に出かけた。当家の役員は3回目、組長を2回やっているので、区の内規では「上がり」となるが、過疎化の進展でまた役員が回って来ると想像している。内規をたてに拒絶したら区の自治ができなくなるだろう。そのとき、自分が元気ならよいが、と内心不安もある。
 雨が続く中、今日も、追い込まれている仕事に追われた一日だった。

3月16日(日)「ビジネス書の最終校正終了・・・の風さん」
 就寝が遅い、まるで小説家みたいな生活が続いている(小説家だろ!?)(笑)。そのため、朝寝坊も続いている。
 ワイフとブランチ後、早々と仮眠状態に。というのは、花粉症のため心身ともにぐったりしているから。今日は諦めて最強のカプセル剤を服用した。効いてくれば花粉症はおさまるけれど、ぐったり感は副作用として残る。それでも、花粉症で顔を下に向けられないのは困るので、カプセル剤を服用した。
 どうやら花粉症だけはおさまってきたので、再起床。
 明日の午前中にビジネス書の最終校正ゲラを返送しなければならないので、その校正を最優先にした。
 木曜日から少しずつやって来たので、仕事量は少なく、一気に終了させることができた。
 しかし、児童書に着手するだけの元気はまだなかった。そこで、雑務だ。雑務という表現は不適切だろうが、読書もその一つ。
 だいぶ以前に購入してあった電子書籍が、残り30%を切っていたので、これも一気に読了することにした(今年やっと6冊目)。ミステリである。児童書の執筆にも役立つ気がしていた。最終盤は、やはりどんでん返し的な展開になっていた。さらに最後の最後にダメ押しもあった。ダメ押しは、ちょっと面白かった。師匠である野村敏雄先生から遺品としていただいた辞書が引用されていたのだ。さっそく書棚から引っ張り出して、本当かどうか確かめたら、間違いなかった。
 以前にもあったことだが、電子書籍で読んで残しておきたい本だと思ったので、リアルな古本をゲットしておくことにした。電子書籍と同じ版は文庫である。メルカリで探したらあったので、発注した。
 そのメルカリ。自分が出品した古い文庫が売れた(笑)。社会人になる直前の年に出版された本で、もちろん読了した。今となっては永久保存する気はないので、欲しい人へ、ということで出品したのだが、うまくマッチングしたようだ。
 明日出かけてやることを数えたらけっこう多い。せめて天気が回復してほしい。

3月17日(月)「強風の中・・・の風さん」
 雨は降りそうもないが強風。起床後のストレッチの途中で、忘れていたサンセベリアへの水やり。新型コロナの落とし子みたいな形で我が家に来たが、元気である。
 キャメロンで外出。JP分局でゆうパケットポストminiの専用封筒を購入し、すぐ中身を入れて投函した。分局の昼休み前に処置できてよかった。
 続いて、コンビニへ。キャメロンの中で宅急便の送り状をスマホでちゃちゃっと作成し、レジでQRコードを読み込んでもらって終了。着払いで編集者へ送った。これで、ビジネス書は来月下旬に新版となって出版される。編集者が超仕事が速い人なので、こちらもつられて仕事をしてしまった。学ぶべきこと多し。
 ATMへ行ってお金の移動と通帳記入をおこなった。そこからさらにドラッグストアへ行き、クーポンを使って賢く2品購入。まるで主婦みたいだ(笑)。
 帰宅したら、新鷹会の大先輩、辻真先先生の新刊が届いていた。『馬鹿みたいな話! 昭和36年のミステリ』(創元推理文庫)。ミステリだが、価値ある昭和時代の歴史小説シリーズだ。書き残さねばならない文化遺産であり、辻先生のライフワークだ。今年93歳になる辻先生の執筆パワーは、もう圧倒されるばかり。とても足元にも及ばない。はるか彼方の目標であっても、やはり大先輩として目標にさせていただくべきだろう。そうでなければ、御恩に報いることはできない。
 夕方、ワイフと墓参に出かけた。墓地も強風が吹いていた。悪天候でも、ここだけは穏やかなことが多いのだが、今日はそうはいかなかった。周辺を眺めると、まったく墓参の跡が見られないような場所はほとんどない。どのお墓も、月に1度は誰かが来ているのだろう。すごい文化だと思う。自分が書いている小説の舞台である江戸時代もきっとこうだったのだ。

3月18日(火)「くわばらくわばら・・・の風さん」
 不安定な空模様だが、しっかり雨が降り出すのは夕方以降らしいので、屋外作業を決断した。やっと、だ。
 現役時代は、タスク分析をして、業務の細分化などしたことがない。ひたすら直球勝負というか、行くところまで行け主義だった(笑)。しかし、虚弱ボケ老人となった今は、細分化しないとできない。特に肉体労働は。
 フェンスのやり直し工事の大きな柱は2つ。地面に穴を掘って新たな土台を構築すること。それから、ラティスフェンスの補強である。穴掘り土台作りは、もう何度もやっている。とにかく工程数が多い。細分化したからだ。今日は、深さを調整しつつ、砂利を敷いて、その上に半ブロックを設置すること。半ブロックのピッチ(間隔)もだいたい調整した。半ブロックを設置できないところへは、地中に埋めるタイプの治具を使う。今日の作業で発生した障害は、ピッチ上、地中埋めタイプ治具はここ、というのがあったが、1か所だけ、肝心の地面に鉄板が埋め込んであった。最終的にここは現号工事にするしかない。
 後片付けをしっかりやって、今日の屋外作業を終了した。何とか雨に降られることはなかった。次回は、埋めた半ブロックなどの高さとピッチの精度を確保することだ。これには水準器を使用する。オモチャではない水準器はとっくに購入してある。
 遅い昼食を摂り、休養後は読書に時間を割いた。児童用の和算の解説書も少しずつ読んで復習しているのだが、けっこうハイレベル。今日読んだところは、理解できない。相似形だから比例でこうなる、と書いてあるが、理解できない。飛ばしてしまうのは嫌いなので、明日に先送りした。
 夜になり雷雨になった。春雷かもしれないが、今年も大きな自然災害があるぞという予兆のような気もする。くわばらくわばら。
 先日、取り組み中の児童書のヒントになったアニメをAmazonprimevideoで観た。納得できないストーリー展開だが、これくらいの覚悟で執筆しなければならないと、あらためて思った。

3月19日(水)「ポモドーロ・テクニック・・・の風さん」
 朝から強風が吹き荒れている。今日は全国的に異常な気象になるという。
 ストレッチ後、キャメロンで外出。JA のATMからホームセンターへ回って、急いで帰宅した。昼食のトーストを焼く前に、買い物で間違えたことに気が付いた。またボケだ。
 強風のため、屋外作業は中止・・・どころか、外に立てかけてあったフェンスが倒れたし、風が当たりそうもないところに立てかけてあった単管パイプまで倒れたので、直しに行かねばならなかった。こういった強風でもびくともしないフェンスを設置しなければならない。いやはや。チャレンジだ。
 児童書の執筆のための悩み事が多いのだが、今日は自分の集中力まで疑い出した。そこで、AIのbingさん(MSのCopilot)に質問してみた。
「知的作業における成人の集中力の持続時間は平均どれくらい?」すると、「約90分」との回答。さらに、より長い時間作業を継続させる方法として、ポモドーロ・テクニックを教えてくれた。25分間の集中作業と5分間の休憩を1セットとして、これを4セット繰り返し、次にもう少し長い15〜30分くらいの休憩をするのだそうだ。名前のとおり、イタリア人の発明だ。パレート展開もイタリア人の発明だし、イタリアは芸術だけではない。
 Copilot の回答は、すべて自分の感覚とぴったり符合するものだったので、その通りにやってみることにした。
 すると、どうだろう。1セットが難なくできる。続いて、2セット目も。つまり、心身の負荷をほとんど感じることなく、セットが進みそうなのだ。
 そんなことをしながら、途中の休憩では、色々なことをした。ネットニュースも見た。東京で雪が降って1センチ積もったとか、石川県で地震があったとか、とにかく日本列島はひどい状態だったが、私の実験的なポモドーロ・テクニックは、進行した。