艶っぽいことにも頑張ってください、というのが気に入りました。この方面は私の永遠の課題でして(何を言っている?)・・・。とにかく、茄子嫌いさん、今年も味のあるメールをお願いします。
1月2日(火)「すっかり騙されちまった風さんの巻」
昨年と同様に近くの大規模小売店(もってまわった言い方だな)の初売りに出かけ、目当ての高崎だるまの抽選(1回300円)をし、小だるま2個をゲットした。この2個の意味は、今年出す計画の2冊の本を意味している。年末までに何とか2個とも目玉を入れるつもりである。
続いて、家族で熱田神宮まで初詣でに行った。これは昨年挫折した行事である。曇天ながらたいして寒くもなく、混雑はかなりのものだったけど、ま、順調に拝殿までたどり着いて、参拝もできた。参拝の時の願い事はいつも決まっており、家族親戚一同の健康である。今年は、その上に欲を出して、『算聖伝』の出版を感謝したあと、今年の2冊刊行を誓っておいた。
帰宅してから、懸案の資料読みが最後まで行ったので、ひと安心。
夕食は、これも昨年同様のメニューで、通信販売で購入したエスカルゴとワイン。ワインをしこたま飲んで酔っ払っちまった。・・・が、バタンキューとならなかったのは、比較的睡眠時間を確保しているせいか。
で、10時から借りてあったビデオ、ブルース・ウィルスの「シックス・センス」を鑑賞した。どんなストーリが全く知らずに借りてきたのだが、最後の最後までトリックが分からず、見事に騙されちまったぜ。私なら、もう少しブルース・ウィルスと奥さんの愛情をしっかり描くのだが・・・。そうは思うが、とにかくトリックはお見事。以前、日本インターネット歴史作家協会のメイリング・リストの中で、こういった米国ミステリのトリックについて議論があったのを思い出した。確かに、これは文章でも十分できることだ。「シックス・センス」、まだ見たことのない人は、どうぞレンタル・ビデオを借りてきて見てください。
1月3日(水)「栄養取り過ぎだな・・・の風さん」
昨年に続いて、昼は家族でステーキを食べに行った。1年に1度くらいはいいだろう、と自分に言い訳しつつ、分厚いレアのやつをほおばった(でも、ご心配なく。ランチメニューだからびっくり値段ではありませぬ)。し、しかし、栄養取り過ぎだな。どうやってカロリーを消費したらいいのだろうか?
帰りに名残惜しみつつ「シックス・センス」を返却し、また2本借りてきた。1本は、2度目になるが、「ショー・ガール」だ。いつかの六本木の夜を経験した後で、初めてビデオを見たときの感動がよみがえるかどうか、それが興味深い。
帰宅して資料の整理を始めたら、猛烈に眠くなってきて、1時間ほど寝てしまった。ステーキ食べて昼寝しているようでは、こりゃ、ブタになっても誰も恨めない。
夕食に兄貴が魚市場で買ってきた大きなビントロが出て、その後、キムチ鍋を死ぬほど食べて、最後にキムチ雑炊にしてとどめを刺したので、もはや取り返しのつかない栄養過多状態になってしまった。明日から断食に入らねばならぬ。
ビールで酔ったので、PS2で酔い醒ましをしようとしたのが運の尽き。リッジ・レーサーは軽く切り上げたのだが、DOA2ではまった。お気に入りのレイファンちゃんで、なかなか勝ち進めず、疲労困憊。長男と交代して、とりあえずホームページの更新に来ている有り様。
1月4日(木)「雪こそ降らねど冬らしい寒さが続く・・・の風さん」
大晦日の夜からやけに風が強く吹き出した。たまに止むことはあるが、すぐまた吹き出す。雪を運んでこないのがせめてもの救いかもしれない。が、とにかく寒い。
昨夜は焼け石に水とは思いつつ、軽くストレッチした後、腹筋、背筋、腕立て伏せを各30回こなしてから寝た。で、今朝は兄貴夫婦が帰るので、朝早くから起き出して見送った。幸運にも東名、首都高速、東北道すべて順調に走れたそうだ。しかし、東北は降雪真っ盛りで、家の前には30センチ積もっていたとのこと。
午前中に新潟日報社より電話があり、今月下旬に『算聖伝』の書評が載るとのこと。
少し早く起きたとは言え、普段よりはよほど寝ているのだが、体がなまっていると、もういけない。頭痛もしてきたので、薬を飲んだら、昼頃にはダウンして1時間ほど寝てしまった。
そんなこんなで、だらだらしながらも、とにかく昨年末来取り組んでいる原稿の準備作業を継続した。ついに年表とメモの作成がほぼ終了した。明日は、全体の構成を考えながら、ラフ書きに入ろうと思う。この原稿は歴史読み物で、小説ではない。早く小説に着手したい。しかし、今年1年分の計画をそっと頭の中で整理してみると、今年は超過密スケジュールであることが分かった。これまでにない質と量である。うーん。と唸っていても始まらない。しかし、武者震いするなあ(正月のせいかメールは来ないし。今は嵐の前の静けさといったところか)。
あと、早く欲しい本が生じたので、クロネコのブックサービスで3冊注文した。前回は1週間以内で届いたはずだが、今回はどうだろうか。
少し笑える話も書いておかないと、読者が飽きるだろうな。よし。
『算聖伝』の印税の振り込み通知が届いた。分割の1回目で、明細を見てため息。額面は50万円強なのだが、印税引きで自著をごっそり買い、100冊ほどは出版社から送付してもらったので、40万円も引かれていた。・・・てことは、差し引き10万円強の振込みだった。まだ事業としては黎明期であり、稼いだ分はどんどん次へ投資するのが基本だと思う。従って、唇を噛んで涙をこらえる、ことにする。しかし、確定申告はしなければ・・・ああ、面倒くさい。
どう? 笑えた? だめ・・・ですか。ちぇ。
1月5日(金)「鈴木輝一郎化が進行する風さんの巻?」
資料読みが終わって、年表と重要ポイント・メモも完成したので、小説ではないけれども、ここからは鈴木輝一郎さんを真似て、ポスト・イットに要点を書き込みながら、それらをペタペタ貼って全体の構成を考えてみることにした。慣れないことをすると、照れるね。結局、何の変哲もない普通の構成で行くことにして(これじゃポスト・イットでバラした意味がない!)、ワードを立ち上げ、アウトライン・モードでざっと箇条書きにした。
ここで安心してしまい、気分転換に買い物に出かけた。ストレスがたまっているときに買い物をして発散するのは女性がよくやる手(食べるというのもあるが)だが、私もその傾向がある。狙いは安売りがあったので、ノートパソコン用のUSB対応MO(640MB)の購入である。デスクトップ用はSCSI接続のMO(230MB)で、非効率ではあるが、MOで互換ということにする。いちおうメーカーは統一しておいた。あと、事務用品を少し買い込んだ。
帰宅してから、原稿の続きをやっていたら、初めての人から電話があって、話を聞いて非常に驚いた。毎年年賀状を出している新鷹会の先輩のお嬢さんからの電話で、なんと、先輩は昨年の7月にガンで亡くなっていたという。「大衆文芸」にも昨年まで連載小説を載せていたし、勉強会でも話題が出なかったので全く知らなかった。当然『算聖伝』も送付していたが、それも間に合わなかったのである。奥様もお体の具合が悪く、先輩の訃報はほとんど秘密にしていたとのこと。年賀状も届いたので、さすがに奥様もほうっておけなくなり、お嬢さん(別の所に住んでおられる)に頼んで電話してもらったとのこと。
「ご本は父の霊前に捧げています」
私が歴史文学賞をもらったとき、先輩の勤め先であるC新聞本社に呼んでくださり、文化部の部長に紹介してくださった。「今度、一杯飲もう」という誘いに応えられないまま、こういうことになってしまった。
気分が少し滅入った。
夕食がおでんで、ビールをひとくち飲んで酔ったので、MOの立ち上げをしてから、この気まぐれ日記を更新している。原稿の続きは、この後だ。
1月6日(土)「相変わらずノロマの風さんの巻」
1日中執筆に専念してみたものの、やっと半分である。しかも、かなり分量オーバー。どうせ後で削ることになるのは目に見えているのに、びっしり書き込んでしまう。緻密な性格なのかしらん? それとも単に要領が悪いだけ? とにかくノロマであることに間違いはない。お陰で、今日こそ新年最初のトレーニングに行こうと思っていたが、全然ダメ。あ〜あ、ピアノ・レッスンもかれこれ1年ぐらいご無沙汰だなあ。
午後、そろそろ頃合と判断して、先月訪問した調布市のサレジオ修道院に電話してみた。お会いできなかった神父さんと話すためである。最初かけたら外人が出て、日本語が通じない。それで英語で話したら、神父さんは今は留守だから1時間後にかけたら、という返事だった。再びかけたら、今度は日本人が出て、神父さんにつないでくれたのは良かったのだけど、話した結果、大いに落胆してしまった。
「新聞のコピーは読んだが、本は全然見ていない。どこにあるかも知らない」
「一体何のために電話してきたのですか」
先月、受付の女性にあれほどしっかり話してあったにもかかわらず、私の真意が全く伝わっていなかったからだ。(そう言えば、あのときの受付の女性の妙におどおどした態度は、何となく不可解な印象があった)それで、あらためて気持ちを伝えたのだが、それが伝わらない。出版が原因で何か(心無い人がキアラ神父の墓を見に行って悪戯するとか)あったらいけないので、私が『算聖伝』の著者であることを明らかにするのだ、と説明したのだが、伝わらないのだ。
「お墓は誰でも見れます。いつ見に来てもかまいません」
確かに神父は日本人ではないから、言葉の壁は多少はあるかもしれない。しかし、電話で話してみて、外国人と話しているような感じはしなかったから、かなり日本滞在が長いのではないかと思った。だから、このリアクションには、正直言って脱力した。
遠藤周作の『沈黙』のモデルにもなったキアラ神父の墓という、貴重な宝物を有する修道院なのに、本当にもったいないことだ。
そこへ行くと、関孝和のお墓のある浄輪寺も、たまたま私が訪問したときは住職さんは不在だったが、あとで葉書をいただいたし、拙著だけでなく供養料ぐらい出さなければいけない私に対して、お菓子まで送ってくださって、非常に恐縮してしまったということがあった(あまりにも対照的な出来事だったので、敢えて書いているのだが)。
ゲン直しに近所の秋月達郎さんはどうしているかな、と思って、ホームページを開いてみたら、たった一人で年を越したと書いてあった。どうしてだろう?
1月7日(日)「またまたムチャな生活・・・の風さん」
夕べは、結局原稿が進まないので、えい、ままよ、とばかりに今朝の6時まで取り組んでみた。能率は落ちるけど、少しでも進めておかないと後で困るから、と思ってやってみたら、やはり能率は最悪。でも、8割程度目処がついたので、少し寝ることにした。
目覚ましをかけておいたので、9時に目が覚めた。3時間の仮眠である。ここのところ毎日たっぷり寝ているので、1日くらい睡眠不足でも平気だ。
11時に友人と待ち合わせていたので、コルサで出かけた。風はないが、寒い。
この友人には、現在、『算聖伝』の宣伝・販売エージェントをしてもらっている。本当にありがたいことだ。今日は、彼が販売してくれる本にサインをするために待ち合わせたのである。近所で唯一『算聖伝』を平積みで置いてもらっている武豊書房で待ち合わせ、それから半田のポモドーロというイタリア・レストランに移動し、ランチを食べながら2時間くらい雑談した。まるで女友達同士のようによくしゃべった。こういう会い方はめったにしないので、お互い話すことが結構あるのだ。ランチはとても安いのだけれど、うまかった。7冊もサインしてしまった。
帰宅しようと車を走らせていると、みぞれである。冬だなあ。
帰宅してから、執筆の続き(つまり今朝の続き)をした。夕方までに、ラフ原稿が終了した。これでどうにかゴールは見えたというところだ。早く小説に着手したい。
ところで、借りてきたビデオ「ショーガール」は、ちゃんと鑑賞した。ストーリーはほとんど忘れていたが、観ているうちに思い出した。主演のエリザベス・バークレーは大柄な割に均整のとれた体で(特に上半身が美しい)、踊りはすごくセクシーである。先月の六本木で経験したダンスよりも一線を超えていた。だって、ビデオでは全部脱いでしまうんだもん。そのへんは全く記憶になかった。アメリカで見てきた友人からも、そんな話は聞いたことがなかった。(カナダは別らしいけど・・・)あれだけのことをプライベート・ダンスでやられたら、こりゃもう、いけませんね(うれしいけど)。
ということで、六本木が恋しくなった・・・ということはなくって、ちょっと違うな、という感じ。六本木の方がずっと品があって、私はウットリしてしまいましたよ。
「ショーガール」と似たタイトルで「ショーダンサー」というのもあるので、今度そっちも観てみよう。
1月8日(月)「正月休みも終わってしまった・・・の風さん」
成人式に出なかった私には、毎年の成人式はどことなく他人事のように感じる。
夕べはやや早く(?)午前1時に寝て、今朝は6時45分にゆっくり起きた(どこがゆっくりだ?)。前日の3時間睡眠のせいもあってか、終日頭痛で、夕方鎮痛剤「B」を飲んだが直らなかった。会社勤務はゆらゆらと立ち上がって、頭痛もひどいので、午後6時に退社した。
帰宅してから原稿の続きをやったのだが、あれこれ手を入れた結果、分量が全然減らず、まだ3割オーバーしている。重症だ。史実の記述を必要最少限まで刈り込まねばならない。
昨夜、借りてきた2本目のビデオを鑑賞した。シュワちゃんの「エンド・オブ・デイズ」である。単なる娯楽作品だから細かな文句は言うべきでないだろう。でも、あのサタン、とてつもない超能力を持っているくせに、シュワちゃんやヒロインの女性がピンチになると、なぜかその力を使わないのだ。ありゃ、どう見ても変だぞ。
年末年始はさっぱり電子メールが来なかった。こういうときにパソコンに向かうことが多かった私は性格暗い? いや、そんなハズはない! 皆さん。メールください。
1月9日(火)「昨日とよく似た今日・・・の風さん」
夕べも午前1時に寝て、今朝も6時45分に起きた・・・が、頭痛は起きなかった。
相変わらず電子メールの着信が少ない・・・が、なぜかホームページのアクセス数が非常に増えている。先週末から、急に増え出したのである。何か問題発言しましたかね。
継続中の原稿であるが、よく考えてみると、会社で出している雑誌用の原稿だった。ということは、半分業務みたいなものだから、(遅れている自分の責任は棚に上げて)会社でやったっていいじゃん、と今日はノートパソコンを会社に持ち込んだ。ちょっとカバンが重かった。でも、よく考えたら、フロッピーに入れていけば良かったのだ。会社にはデスクトップがあるのだ。わしゃ、アホか、そう、アホだ。
多忙な中、2時間ひねり出して、原稿を1割シュリンクできた。やれやれ。
(昼休みに来週の上京のための切符もゲットした)
帰宅してから、さらに1割シュリンク・・・とまでは行かなかった。まだかなり多いけど、明日はフロッピーで持ち込んで、夕方までもう少し削り、とりあえず出来たところまでを提出するつもりだ。
二日続けてストレッチと腹筋・背筋・腕立て伏せ30回をしてから就寝し、昼食をセーブしている。もっともっと体を動かして、食べる量をさらに減らさないとブタになってしまうな。ブウ、ブウ。
1月10日(水)「因縁の対決4 に勝利した風さんの巻」
取り組み中の原稿、結局、会社でさらにシュリンクはできなかった。事務局に電話で相談して、分量オーバーはある程度オッケーとの回答を得たけど、まだ修正したい部分が多いので、とりあえず今日出来たところまでは参考のために送付するとして、最終原稿は、20日まで待ってもらうことにした。鈴木輝一郎さんは、ホームページのタイトル通り、「締め切り厳守」の人だけど、私には、まだその力はないということだ。しかし、締め切りを延ばしてもらった上に、次の仕事まで遅らせるわけにはいかないなあ。年末までに2冊だぞ。
原稿も出してスッキリというわけにはいかなかったけど、久々の因縁の対決をやってきた。これで4回目になる。前回は惨めに負けてしまったので、私にとっては雪辱戦だった。結果、3ゲームトータル 462対414で、今回は私の勝ち(^0^)!これで1ヶ月間 職場の後輩にでかい顔をしていられる。がはは。しかし、勝てたとは言っても、相手が心技体問題なしの絶不調だったから勝てたようなもので、決してぬかよろこびはできない。その証拠に、因縁の対決4 には、もう一人オープン参加しているドクターKがいて、彼は、今日は497で完全勝利をさらっていったのである。ぐやじい。やはり3ゲームトータル500UPで争い、その結果勝利するのでないと、満足感は得られない。そのためには練習にも行きたいし、ボロの靴も買い換えたい。でも、お金や時間がない。
1月11日(木)「うーん。何から手をつけたらいいのやら・・・の風さん」
昨夜も早めに就寝したので、睡眠時間が6時間近く確保できた。こうしてみると、これまでの私はだいたい4〜5時間の睡眠時間で突っ走って、日中気が遠くなったり、あるいは頭痛に悩まされたりしていたわけだ。鈴木輝一郎さんとぺのぺの日記の月川さんは断酒との戦いをしていて、私は睡眠との戦いをしている・・・なわけないか。
ホームページといえば、最近、秋月達郎さんの浪漫堂の書生日記を読んでいる。これが結構味があって面白い。直接お会いしてお話をうかがっているからかもしれない。秋月さんの人柄が日記ににじみ出ているのだ。(私もいくらかそんな傾向があるが)秋月さんは、学生時代、硬派の部類だったのではないだろうか。気持ちがまっすぐで、おとこぎがあって、涙もろくて、親分肌で・・・、そんな感じがする。
今日も会社ではバタバタとしているうちに日が暮れた。幸せな1日としか言い様がない。しかし、私はそれではいけないのだ。あれもやらねば、これもやらねば、そういうことがドッサリあるのだ。そう思っているうちに、右腕と右足に鈍い痛みを感じてきた。老化現象で発現が遅れてきた筋肉痛である。昨夜のボウリングの後遺症だ。
1月12日(金)「それでもスキップしながら帰ってきた風さんの巻」
今朝は早朝ミーティングがあるので、夕べも早めに就寝した。これで、今週は毎日6時間近い睡眠時間がとれた。どうやら6時間の睡眠というのが、今の私には必要らしい。日中は結構元気である。
そんなわけで、寝る前にはメールチェックやらホームページの更新やら、結構忙しい。昨日は、某新聞社から「書評を書きませんか」という打診があった。時代が私の範疇ではなかったが、文学作品としての書評で、締め切りに余裕があるのなら、ということで受ける方向で進めている。一両日中に本が届くはずである。読んで、完成したら、また紹介しよう。
社内雑誌用の原稿は、その後、手をつけていない。それより、来週の講演会の準備である。いちおう昨年母校でおこなった講演内容がベースだが、聴講者がぐっと若い層になるので、そのへんをどうアレンジするか、鈍い頭で試行錯誤しているところだ。まだ、答は出ない。来週の講演会の結果もじきにここで紹介することになる。
準備といえば、15日は勉強会での上京である。夜はできれば銀座へ行きたいとたくらんでいる。親しくなってきた女の子たちに会いたい。魅力的で謎の多い女性ばかりなので、小説家としては、とても惹かれてしまう。行くたびにメール交換できるか確認して、アドレスを教えてもらうのだが、こちらから送ったメールになかなか返信が来ないのも悲しい事実だ。やはり貧乏でどこか変な中年の小説家など、若い女性には嫌悪の対象に違いない、と冷静に思ってしまう。そうなると、もう行くもんか、と投げやりに思ってしまうから、いい年をしても男は所せん子どもみたいなところがある。
・・・と、ところが、今日、帰宅しようと、机の上を整理していたら、な、なんと銀座の女の子から葉書が来ていた。寒中見舞いでカモフラージュしてあったが、読んで、びっくり。「送っていただいたメールは、すべて文字化けして、全然読めませんでした」だって! 脱力。
1月13日(土)「久々に部屋の片付け・・・の風さん」
目の回るような日々を過ごしてきたので、部屋の中が雑然としている。せめて机の上だけでも、と手をつけたのが運の尽き。結局、大量にゴミ(つまり捨てる物)を出さない限り、片付けられないことに気付き、それで、午前中はおしまい。
来週の講演会で使う資料を充実するため、2枚新しいビラを作り、部屋でOHPにした。結局、聴講者が若いとは言っても、内容を変えるのでなく、しゃべり方を変えることで対応することにする。かなりアドリブを入れる必要もある。とにかく、大事なことは、メッセージを伝えることを、とてもハッピーに思えるようになることだ。講演者が楽しそうに話さなくて、どうして聴講者の心に訴えることができようか。
八戸での講演なので、厚地のスーツを着て行こうと、20年以上前にイージーオーダーで作った(生地はフランス製ですよ)やつのズボンを穿いてみたら、**をしめるのが困難だった。くそっ、というわけで、別のやつに変更。また、同じく20年以上前に買った洒落たトレンチコートも出してみたのだが、少し虫に食われた部分があったりで、新調することにした。明日は買い物に行くので、探してみる。
4日にクロネコのブックサービスで注文した本が、やっと今日届いた。9日もかかったことになる。確かに書店よりは早いが、結構な手数料を取られているので、割高感が強い。輝一郎さんもクロネコから別のサービスに乗り換えているので、次回は、そっちにしよう。
書評を引き受けるために、少し古代史を復習しておこうと、30年近い昔に購入した本を引っ張り出して、速読してみた。目が回りそうだった。でも、まだ読み終わらない。速読はきついや。
社内雑誌用の原稿にも少し手を入れた。思いきって削ったので、予定の分量に肉薄してきた。あとひと息だな。
1日中、部屋に閉じこもっていたので、少しは仕事が進んだか?
1月14日(日)「久々にワイフと買い物・・・の風さん」
地球温暖化にもかかわらず日本列島は本格的な冬らしい。今日はここでも小雪がちらついた。明後日、八戸まで行って講演会をする予定の風さんとしては、やはりコートとブーツは必要だろうと、ワイフと名古屋まで買い物に出かけた。
しばらくファッションに気を使っていなかった風さんだが、買い物は早い。いい物にすぐ目が行くからである。しかし、いい物が、必ずしも自分に似合うわけでないのが悲しい現実。ああ、木村拓哉に生まれたかった。ぐすん。でも、いいんだ(何が、いいんだ?)。僕は、この世にたった一人なんだから(何だ、負け惜しみか)。
でなわけで、コートとブーツを買って、ワイフにも昨年のバースデープレゼントを今ごろ買って(品物は秘密)、メゾン・ド・フランスでオムレツを食べた(あはは、つつましい昼食・・・と言いながら、実はワイフがおごってくれた。ラッキー)。
昨日、新鷹会の森一歩先生から葉書が届いて、息子さんの森省歩さんが「文芸春秋2月号」にセンセーショナルな記事を書いている、とのことだったので、本屋で立ち読みした。はるか昔、金大中氏拉致事件が起きたとき、当時韓国の朴大統領から日本の田中角栄首相に4億円の金が渡って事件をもみ消してもらった、といった内容だった。外交問題でも金でカタをつけてくれる首相というのは、批判もあろうが、一種の抜け道を用意していたようなもので、要は解決させたわけだから、それなりに評価してもいいような気がした。
今朝の新聞に天童荒太氏のインタビュー記事が出ていた。やはり「あふれた愛」が直木賞候補になっていた。受賞するような気がする。寡作の作家だが、出版した本はすべて何かの賞をとっている打率10割作家らしい。私も彼を目指したい。
某新聞社からの書評依頼の本は届かなかった。今日も、準備のため参考書を速読した。いちおう半分読み終えた。社内雑誌用の原稿に手を入れたが、分量は減らせられなかった。このへんが限界かもしれない。
明日は、勉強会で上京する。東京で泊まって(もちろん銀座にも行きまっせ)、翌日、飛行機で三沢空港へ飛び、八戸高専で講演である。帰宅はさらにその次の日である。気まぐれ日記はそれまで更新お休みです。
1月15日(月)「短い夜・・・の風さん」
朝からすごい冷え込みで、風もビュービュー吹いている中、自宅を出発したが、新幹線に乗っているうちにどんどん晴れて来て、富士山なんかくっきりと見えた。でも、宝永山の側は、まるで風に雪が吹き上げられているようで、それがそのまま雲につながっていて、いかにもお山は寒そうな表情だった。
八重洲ブックセンターでは『算聖伝』がまだ平積みになっているのを確認してから、天ぷらそばで昼食にした後、ホテルにチェックインし、それから勉強会に出席した。間に合った。新年なので拝殿で賽銭を投げて昨年の感謝と今年の祈念をした(我ながら図々しい奴だ)。今日は2本しか持ち込み原稿がなかったので、4時過ぎに終わってしまい、それから恒例の新年会となった。この後の予定があるので、つまみも遠慮がちに口に運び、ビールも熱燗もほどほどに飲んで、5時半に「ちょっとこれから用事があるので」と退出しようとした。「この後の予定」と言おうが「これから用事」と言おうが、何のことはない、銀座の女の子と食事する約束なのだ。あはは。
ところが、退出しようとしたら、女性会員のUさんが、私と歩調を合わせ、帰り支度を始めるではないか。「あのう。これから二人でデートではありませんので」と説明しながら、とりあえず一緒に代々木八幡を後にした。
「鳴海さんは、小田急線ですか?」「はい。そうです」「私は地下鉄です」「あ、そうですか」「どちらへ行かれるのですか」「はい。銀座です」「え? 私も銀座へ行くのですけど・・・」「地下鉄の方が早いですか」「地下鉄の方が早いですよ、きっと」
ということで、代々木公園駅から地下鉄で一緒に銀座を目指すことになった。彼女の目的地は「牧神画廊」というところで、何と銀座第一ホテルのすぐそばだった。不幸にして、そのあたりは私は詳しい。ところが、東京の人間である彼女の方が地理不案内で、つまりは、私に連れて行ってほしい、とまあ、そういうことになってしまった。こっちは、できるだけ早く銀座の女の子と落ち合って、ゆっくり食事しようと焦っていたのに、とんだ仕事ができてしまったわけだ。
でも、男の本性として、女性の前ではナイトや紳士を気取るんだなあ。降りる駅を間違えたり、道を間違えたりして、タイムロスを積み上げながら、ようやく6時半に「牧神画廊」へたどり着いた。「どうもありがとう」
ホッとした私は、そこから銀座の女の子に電話してみると「仕事が長引いていて、まだかかりそう。どこかで待っていて」という返事だった。その子は、昼間はちゃんとした会社で働いているのだ。結局、某コーヒースタンドで30分以上時間をつぶさなければならなかった。
ようやく7時半近くなって久美ちゃんが現れた。さかんに遅れたことを謝るのだが、待たされた気分というのも、久々の貴重な経験で、人生ワクワクドキドキというのは、とても大事なことだと思う。しかし、銀座の夜は寒い。
店に行くのがあまり遅くなってはいけないので、ゆっくり食事というのも、もはや望むべくもない。簡単に済まそうと彼女も思ったのだろう。「おでんでいいかしら」と言うから「いいよ」と答えた。本当は、洒落たムードの店で、ワインでも傾けながらゆっくりと話したかったのだ。
計画通りに行かなかったのは、食事だけではなかった。話の内容もである。彼女の普段の生活なんかを聞き出して、人生相談にでも乗ろうかと思っていたのだが、あまりにもしっかりした考えを持ちひたむきな行動をしている人だということが分かったので、彼女の2倍くらいの年齢である私の威厳は全くなくなってしまったのだ。
昼間の会社の仕事をとても誇りにしている。かなり任されているから、楽しくてしようがない、と言う。上司を尊敬してもいるようだ(このへん嫉妬してしまうなあ)。そして、夜の仕事も人生にとってとても貴重な経験や勉強の場であると自覚している。なお、驚くべきことは、「夢って絶対実現しますよね」と言えることだ。これこそ、私が明日講演するテーマそのものである。かなり人生経験それも成功体験を積んだ人間でないと言えないセリフを、この若い女性は、確信を持って言うのだ。しかも、「夢が実現している様子を、思い描くことができるんです」とこともなげに言うのだ。これは、驚きである。おじさんは、もう何も助言することがない。
久美ちゃんの前途はばら色間違いなしである。すばらしい!
一緒に「貴族」へ行き、今夜は親友のN・Iが徹夜続きで来れないので、葉子ちゃんとたっぷり話し込んだ。ここ1ヶ月パソコンの調子が悪くて、全然インターネットをしていないのだそうだ。道理でメールに返事が来ないわけだ。直接携帯電話へ送れるメール・アドレスを教えてもらった。葉子ちゃんとも、いつかゆっくり話をしてみたい。
10時半に店を出た。サチコさんがいなかったのが残念。なぜかというと、サチコさんにもメールを送っていたのだが、全然返信が来ず、実は、こちらが送ったメールが文字化けしていたことを、この間知ったばかりだったからだ。実際に会って、新たな打開策(コミュニケーション方法)を見出さないと、店の外でのデートのチャンスはなかなか来ないだろう。だから、会いたかった。
というわけで、久美ちゃんとかろうじて食事できたのは成功だったが、あっという間にお遊びの時間は終わって、ホテルに帰り、明日の準備を入念にして、さっさと寝てしまった。
1月16日(火)「やっぱり来て見なきゃ分かんないよ・・・の風さん」
7時に起床。夕べの寒さの影響か、朝から喉が痛い。かつて湾岸戦争の最中に米国出張したことがあるが、そのときワイフが買ってくれた(?)タイツを防寒用に穿いて、ホテルを出発した。相変わらず、外は寒い。浜松町からモノレールに乗り継いで、二十数年ぶりに羽田空港にやって来た。成田と違って空いている。さっさとチェックインして荷物も預けてから、軽くモーニングで朝食にした。
JASのA300(283席、客室乗務員7名)に乗り込んだが、2、3割しか乗っておらずガラガラだった。三沢空港には11時前に到着した。気温はー7℃で小雪模様。初めての空港である。自衛隊か米軍の基地がまだあるようだ。軍用機が飛んでいるし、滑走路にも何機も翼を休めている。
すぐタクシーに乗って、八戸高専へ向かった。路面が見えない状態で、スピードが出せないせいもあったが、小1時間かかった(料金も推して知るべし)。ただ、久しぶりの雪景色と雪上走行は懐かしかった。
八戸高専は、5年制の学校で、希望すればさらに大学へも編入可能な工業高等専門学校である。4つの学科があり、学生数は800人近い。建物が最近改築、新築されていてとても立派である。教授陣スタッフは大学並に充実している。詳細を知りたい人は、ホームページ (http://www.hachinohe-ct.ac.jp/)
を見てください。
今回の私の講演は、大学院時代に指導してくださった佐藤教授の企画で実現したものである。つまり、年に2回ほど機械工学科主催の講演会があり、1回は学外から講師を招いているのだそうだ。最近の若者の閉塞感を心配した教授が、「技術だけでない異色の方面でも活躍している私」に白羽の矢を立ててくださったのだ。
寒くなってきたので、携帯カイロを開封して、両方のポケットに入れた。
かねて打ち合わせ通り、(校長先生に挨拶してから)学食でラーメンをすすり、それから佐藤教授の4年生対象の授業を体験受講した。学生は私服で、携帯電話を持っている者が多い。茶髪はいるし、爆発したようなヘアスタイルの子もいる。ごく普通の若者たちだ。講義は「区間縮小法を用いたコンピュータによる高次方程式の解法」だった。理論は、講義を聴いているうちに思い出したが、いざC言語を用いてプログラムを作る段になると、バグだらけで、学生たちにかなわなかった。
講演は機械工学科の4、5年生80名弱と学科の教員がたである。タイトルは、昨年7月に母校でやったのと同じ「エンジニアが書く小説とは」。冒頭で、昨夜の銀座の女の子との食事デートの話をしたら、大いに受けた。そして、講演の最後に、「彼女は若いにもかかわらず、夢は実現することを知っているすばらしい女性だ」と結んで講演の主題のダメを押した。寝ている学生が若干名いたが、仕方ない。彼らにも輝かしい未来と可能性はある。
講演後、学内を案内してもらい、それから夜の懇親会に出発した。途中、ホテルにもチェックインしておいた。
懇親会は「一平」という郷土料理(?)の店で行われた。佐藤教授はじめ講演を聞いてくださった機械工学科の先生方5名が来てくださり、2時間半途切れることなく盛り上がった。料理の話から歴史の話から政治の話にいたるまで、実に広範囲の話題だった。地酒の「菊駒」が喉ごしがさっぱりとしていて飲みやすく、次々に出される魚介類が新鮮で、とても美味だったので、よけい話が弾んだ。
8時半でお開きとなり、店を出ると、地面が凍っていて、ハーフブーツでもつるつる滑って危なかった。
相変わらず喉が痛く、風邪をひいたわけではないだろうが、大事をとって、10時に寝てしまった(まるで小学生だな)。
1月17日(水)「ゴキが出迎えてくれた・・・の風さん」
7時半に起きた。やはり喉がひどく痛む。乾燥を恐れて暖房も入れてなかったが、のど飴をなめながら暖房のスイッチも入れた。とにかく、よく寝たので、体調はまあ良い方だ。そして、ここ3日間不思議なことに、あまり空腹感を覚えない。やはり大食はいけない。常に腹八分目を心がけよ、という意味だろう。
ゆるゆると出発の準備をして、9時過ぎにホテルをチェックアウトした。タクシーで八戸駅まで向かった。意外と遠く、1800円かかった。駅は改築中で、土産物屋とかショッピングセンターもない。電車の時刻までかなりあるので、近くの郷土物産センターみたいな「ユートリー」という所まで行き、土産物を仕入れ、レストランでモーニングの朝食をとり、あとは月曜日から持ってきている文庫本を読んで過ごした。これも、年末完成予定の作品の参考になる小説である。かなりの力作で大作である。しかも、著者がなかなか語彙が豊かな人なので、電子辞書「広辞苑」を引きながら読んでいる。したがって、時間はかかるが、とても勉強になる。
間断なく雪が降っているので、列車が遅れていた。はつかり5号は定刻から10分ほど遅れて出発した。初めて乗る特急はつかりは、なかなか乗り心地が良かった。少なくとも東海道新幹線よりはずっと良い。それから、窓がとても大きいので、外の眺めが良い。今日のように、青森へ近づくほど雪が深くなるのは、なかなか味わいがある。本当は、酒でも飲みながら雪見としゃれこむのがいいのだろうが、そうはいかない。相変わらず読書タイムだ。でも、浅虫温泉のあたりは、ずっと海岸線で、岩に砕ける波が凍えるような氷の花を散らしているようで、風情があった。
午後1時少し前に青森駅に着き、すぐバスセンターへ行き、青森空港行きの切符を購入した。駅前も雪に覆われている。しばらく待っているうちにバスが来た。積雪のために車線が狭くなった道をバスはのろのろと走った。雪はたえまなく降り続けている。
2時前に、本当に雪に埋もれた格好の青森空港に着いた。これで、本当に飛行機は飛ぶのだろうか。心配になった。チェックインして荷物を預けて、レストランで山菜そばを食べた。これが今日の昼食である。それから、搭乗を促すアナウンスがあるまで、また読書。ホットコーヒーを頼んだ。
3時20分発の飛行機は、来たときのより小さかった。MD90というやつで、166席。客室乗務員は4人である。相変わらず雪ががんがん降っているので、不安になり、出発前、電源を切る前に、家に電話を入れたが、誰も出なかった。
雲の上は晴れていた(当たり前か)。雲の切れ目から地上を眺めると、ほとんど雪に覆われている。日本海側の海岸線の上空を飛ぶのであるが、ずうっと雪に覆われた地上が見える。山形県あたりから内陸へ向かい、しばらく飛ぶと、雲を突き抜けるような高い峰がいくつも見えてくる。3000m級の日本の屋根だ。槍ヶ岳(3180m)、穂高岳(3190m)、乗鞍岳(3026m)、御嶽山(3067m)。御嶽山のはるか彼方には富士山(3776m)も見え、その二つの山を結ぶ線の途中に駒ケ岳(2956m)も見えた。身の引き締まるような鋭い山々だ。
4時半ころ名古屋空港に着き、バス、電車を乗り継いで、午後7時に自宅に着いた。
「ただいまあ〜」と、玄関のドアを開け、ふと土間に目をやると、にっくき茶ゴキが引っくり返ってバタバタしていた。
1月18日(木)「多忙のうちに今日も暮れ行く・・・の風さん」
昨夜帰宅してみたら、某新聞社から書評用の本が届いていた。かなりの力作らしく、巻末に膨大な参考文献が数ページにわたって列記されていた。またC新聞社からの原稿料振り込み通知も届いていた。これは枚数の割に結構な額でうれしかった。それで、夕べは寝不足にならないように早めに寝た。
今朝は6時45分に起床。相変わらず、つばを飲み込むことができないほど喉が痛い。
これでは仕事にならないので、会社の診療所へ行き、大量に薬をもらった。かなり喉が荒れていたらしい。熱は36.8度なので、風邪ではなさそう。
3日間のブランクで、ずいぶんと書類がたまっている。それらを電光石火のごとく処理して行くおいらは、かなりの事務能力を持っているか、あるいはいい加減かのどちらかであろう。恐らく後者であろう。
そうは言っても、退社できたのは午後8時過ぎで、ずいぶん帰宅が遅くなってしまった。
夕食後、メールチェックすると、涌井さんからうれしい知らせ。
風さん
涌井@キヤノン、です。
やっと、査読の結果がでた。
「算聖伝 関孝和の生涯」に対する書評は4月号に掲載、との決定通知あり。
売れろ、どんどん売れろ!!
前回同様に「システム制御情報学会誌」に書評を書いてくださったのだ。恐らく3月になれば社内でも回覧されるだろう。うう。今から楽しみである。
1月19日(金)「は、は、はっくしょ〜ん・・・の風さん」
昨夜は、ストレッチの後、腹筋、背筋、腕立て伏せを各30回こなしてから寝た。
今朝も寒かったが、車で出張なので、気分は快調。でも、何となく頭がボーッとしている。変だ。喉の痛みは薬とうがいでどうにかおさまっている。
来月も講演旅行がある。帰りの交通手段を決めていなかったので、今日、とうとう決意して、出張途中で切符を購入した。また、飛行機である。今度は出張でなく、ボランティアなので、特割切符が手に入ってうれしかった(これなら新幹線より安いだろう)。何となく外の寒さが身にしみる。
午後、某協会の人と会い、講演を依頼された。これは、勤務先の某重役から推薦していただいたもので、「鳴海風個人としての依頼であれば、ぜひやりたい」と意思表示していたものである。その通り、「デンソーの原嶋茂」でなく「作家 鳴海風」としての講演計画(案)ができていた。事務局の方は、私のホームページもご覧になっておられ、十分納得してくださっているようだった(つまり先方には迷惑はかからないだろうと思った)。それで、私としては(私にとってはメリットが大きいので)快諾することにした。
タイトルは1月末ごろ要約つきで提出する約束をした。講演予定日は11月29日で、恐らく今年の刊行2冊は校了しているはずである。充実した2001年の最後の仕事になるかもしれない。
来週の週末、東京出張が突然発生した。遊んで来るかどうかは、一緒に遊んでくれる人がいるかどうかで決まる。・・・などと、鼻の下を伸ばしていたら、やたらとくしゃみが出始めた。鼻水も。これは、アレルギー性鼻炎ではなさそうだ。昨日の体温36.8度は、微熱だったのかもしれない。だのに、トレーニングをして寝てしまったわけだ。
今夜は早く寝よう。明日も結構忙しい。
1月20日(土)「薬、くすり、クスリ・・・の風さん」
喉の炎症を静める薬に加えて、風邪薬も飲んで、昨夜はさっさと寝た。
そのおかげで、今朝は気分よく起床できた。
朝食後、混乱している部屋を少し整理した。今日は、会社の同僚の結婚お披露目会が、JRツインタワー18Fの中華料理屋であるので、出かけなければならない。そろそろ出発しなければ、と階下へ降りて行ったら、どうやら書斎の時計が遅れていたらしく、結局、駅まで走るハメに。何とか間に合ったが、風邪がぶり返すのではないか、不安になった。案の定、疲れが出て、電車内での読書が続かず、居眠り。
ツインタワーの18階へ行くのは初めてである。
少し時間があったので、11階の三省堂に寄って、自分の本をチェックした。『円周率を計算した男』は1冊あったが、『算聖伝』は見当たらなかった。やはり受賞作品でないと、棚からは消えてしまうのであろうか。何とか、受賞してほしい。ちなみに、鈴木輝一郎さんの『死して残せよ虎の皮』と『片桐且元』はちゃんと2冊並んでいた。営業活動の成果だろうか。
さて、それから18階を目指したのだが、戸惑った。直通エレベータがないからだ。最初12階までのエレベータに乗ってきたので、そこへ行くと、15階まで行けるエレベータがあった。そこがホテルの入り口でもあり、18階へは、ホテル内のエレベータで行かねばならないことが判明した。やれやれ。
お披露目会の最中に窓外を見たら、小雪が降り出した。天気予報は雨だったのに、次第に、本降りになっていく。帰るころには、名古屋は銀世界だった。今年初めての本格的な降雪だ。電車でまっすぐ帰宅したが、酔いと疲労で、車中でまた熟睡。家に着いてすぐ、また薬を飲んで、ホットカーペットの上でうたた寝した。その間に、愛知県の交通網は雪でマヒしてしまった。
夕食後に、やっと行動を開始でき、とりあえず社内雑誌用の原稿を終了させた。続いて、某新聞社依頼の書評のための事前勉強を再開したのだが、あとひといき、読み終わらなかった。残りは明日だが、早く書評用の本を読んでしまわないと、書き始められない。
もちろん、それだけしていればいいわけではなく、今年の刊行2冊のための梗概を、二つとも、この週末で書き上げるつもりだったのだ。しかし、それは不可能となった。まずいな。
アクセスカウンターが、あっという間に「9000」を突破した。今月中に「10000」を超えられそうだ。
1月21日(日)「むむ。先へ進めない・・・の風さん」
夕べは、八戸特産のホタテのつまみで、八戸の純米酒「菊駒」を1合近く飲んで寝た。酒に弱い風さんは、それだけで深い酩酊気分を味わうことができた。
それでも、今朝は、7時半起床。降雪の翌日ということで、長女をタウンマラソン会場まで車で送ったら、まだ有料道路は閉鎖中だった。こりゃ、まずい、と思った。なぜかというと、今日は出勤しなければならない事情が生じていたからだ。風邪気味だし、執筆も押してきているのに、これはちとまずい。有料道路が使えないということは、少し早めに出発する必要があるのだ。ああ、時間がもったいない。しかし、行かねばならぬ、宮仕え、と。
すぐ帰ってくるつもりが、結局、6時半ころ帰宅となってしまった。
書評用の本を読むための事前勉強は、何とか読み終わった。が、昨夜で決着をつけたつもりの社内雑誌用の原稿が、どうにも気になり、再び手を入れることに・・・。減らした原稿が、また増えた。ええい、ままよ。ページ数アップで、もう一度話してみることにする。完成原稿をフロッピーに落とすと共に、会社のパソコンに電子メールでも送信しておいた。
まだ風邪が完治していないので、執筆は遅れているが、今日も早めに寝ることにする。
1月22日(月)「風邪が直ってきたぞ・・・の風さん」
6時起床。早朝ミーティングから始まった。今日はある人にようやく会えたので、ハッピーな気分である(この件は、また後日紹介することになるだろう)。とは言え、ほとんど息つく間もない1日だった。でも、睡眠時間5時間45分でギリギリもった。
職場を後にしたのが、午後7時半。まだ元気だった。
夕食後、長編のための準備を1時間、書評のための本読みを40分、週末の出張の準備を30分やってメールチェックをしたら、どかどかと入っていて、その対応にばたばたしているうちに早日付変更線を回ってしまった(どうも「銀座の女の子」からメールが届くと、つい浮かれて時間を忘れてしまう)。
というわけで、返信メールもすべて出せないうちに、とにかく気まぐれ日記を更新して、今日はもう「閉店」する。ああ、しんど。
1月23日(火)「気になる銀座の女・・・の風さん」
書評を取り上げるホームページをまたひとつ教えてもらいました。
蓮見暢生です。
また、下記の本の紹介しますので、下のサイトをクイックしてください。蓮見暢生のreviewご覧下さい。
小西敬次郎著「剣聖の裔」群馬出版センター
著者について
千葉周作の伊香保騒擾事件を調べるため、馬庭念流の第25代樋口十郎右衛門源定仁氏に問い合わせしましたところ「そのようなことは存じません」という返事でした。
馬庭念流は昭和2年、警視庁や国士頭山満らも担ぎ出した「日活映画騒動」を起こしています。千葉周作を格好よく描くために、事実無根にも馬庭念流を貶められたと、門人たちが騒ぎ出した事件です。(吉井町観光協会資料)
上毛新聞社に問い合わせまして、郷里の作家、小西敬次郎さんを知りました。元上毛新聞の専務をされた方です。
上州の剣豪たちのことを書き続けられています。
十月には「国定忠治」が刊行されます。
尚、馬庭念流道場は今日でも盛んとのことです。
地方出版の本はもっと皆さんの目に触れるべきだと思っております。
書評を読んだら本当に面白そうだったので、「bk1で注文する」をクリックしたが、なんとデータ登録されておらず、注文できなかった。いい加減なサイトだな。
昨年の「六本木ストリップ視察記」(12月15日の気まぐれ日記のこと)は、まだ記憶に新しいだろう。昨夜、あのとき一緒に行った銀座の女の子 Ms.Nueno からメールが届いた。
メッセージは、下記の通り。
「先日またストリップみにゆきました。雪の中。鳴海さん以外の3人で。今度は日本人のだったでとても淫媚」
ぎゃおーん。気になる、気になる、とっても意味シンなメールだなあ。ぐぞう〜。ぼくも行きたかったよん。
1月24日(水)「11個目の書評・・・の風さん」
新潟日報(1月21日)が届いた。群馬大学の瀬山士郎教授が書いてくださった『算聖伝』の書評が載っているのである。私は新潟県加茂市の生まれなので、いちおう郷土出身作家ということで優遇されている。日曜の文芸欄の中で「にいがたの1冊」というコーナーに大きく取り上げてもらった。通算11個目の書評である。
瀬山教授は群馬大学教育学部の数学の教授である。『数学者シャーロック・ホームズ』(日本評論社)という著書(小説です!)もあるユニークな先生で、前作『円周率を計算した男』も某雑誌に書評を書いていただいた。まだお目にかかったことはないのだが、いつのまにかメル友になっていて、親しくメール交換させていただいている。
実は、今、私が書評を頼まれている某新聞というのは、この新潟日報のことである。来月早々仕上げて届けねばならない。それで、結構、今忙しいのだ。
・・・と思っていたら、恒例行事みたいなものではあるが、新鷹会の『大衆文芸』用の随筆の依頼が同じく今日届いていた。締め切りは2月15日である。同じ6〜7枚なら、掌編小説を書いて持って行きたいのだが、結局、いつも随筆になってしまう。まあ、最後まで諦めずにがんばってみよう。
1月25日(木)「録音図書製作依頼がまた届いた・・・の風さん」
毎日電子メールも届くし、郵便物も届く。今日はFAXも届いたけど。会社では読みきれないほどのメール量で(実際未読メールがどっさりと赤字のままで並んでいる)、今日もそのまま帰ってきた(何かあっても知ーらないっと)。これでは、情報の洪水の中で溺れ死んでいくかもしれぬ。しかし、今日は銀座方面からは何も届かなかった。
埼玉県浦和市立図書館に続いて、県立川越図書館からも録音図書製作依頼が届いた。もちろん了解するつもりである。一人でも多くの人に読んでもらいたくて書いているので、こういう反応はうれしい限りである。ただ不思議なのは、よりたくさん売れている『円周率を計算した男』ではなくて、『算聖伝』で申し出があるということだ。目の不自由な方に『算聖伝』の評判が伝わった何か理由があるのだろうか。少なくとも作品の中で、目の不自由な人物は登場させていない。
明日は出張のために、かなり早起きしなければならない。従って、さっさと寝ることにする。
で、今日は、これでおしまいっと。
1月26日(金)「読めども、読めども・・・の風さん」
5時半起床。最寄りの駅を6時24分に出る電車で、出張に出かけた。外は真っ暗だぜ。
出張先は東京である。銀座ではない・・・が近いか。東京タワーのすぐ前だった。
急遽発生した出張だったが、歓迎すべきものだ。なぜなら、往復の新幹線が読書タイムとなるからである。通常の会社生活では得られない貴重な読書タイムである。そのために、夕べの睡眠もしっかりとって、今日は、例の書評用の本をひたすら読みまくった・・・が、読み終わらなかった。やはり、おいらは遅読らしい。空き時間をすべて読書に注ぎ込んだから、通算5時間くらい読んだと思う。しかし、読めたのは200ページほどである。これでは、だめだ。早く読み終えてしまわないと、次の作品に着手できないじゃないの!
・・・と、焦りつつ、ちゃっかり銀座の女の子のケータイに電話することも忘れない風さんだった。最初電話したら、全然出てくれない・・・ので、留守電に「また電話するよ」と入れておいた。しばらくして、もう一度かけてみたが、やはり出ないので、また留守電に長いメッセージを入れてやろうと思ったら、「メッセージがいっぱいで受け付けできません」だって! そして、帰る頃にまたかけてみたら、今度は出た。「あれ? いたの? 元気? 今何してたの?」「お風呂から出たところ」「昼間もかけたんだよ」「寝てたから・・・」・・・、といった風に不思議な会話が続いた。
帰りの新幹線のホームで初めて蕎麦を食べた。やけに空腹だった。
1月27日(土)「ようやく書評の下原稿が出来た風さんの巻」
午前中に書評用の本の残りを読み終えた。著者のメッセージが明瞭で、あとがきを読んだら、書くことがなくなってしまった。それで、関連する他の資料をパラパラめくって、しばし黙考。うーん、と唸ってみたが、あまり良い智恵は出てこない。仕方なく、ノートパソコンの電源を入れて、とにかくたらたらと書き始めてみた。こういうときは、体がだるくなって、ちっとも力が入らないのだ。それでも、無理して文字を埋めては考え、考えては埋めしていくうちに、光陰矢のごとし、となってしまったが、とにかく、さっき下原稿が出来た。これをフロッピーに入れて、デスクトップから立ち上げて印刷しようとしたら、書式が変わってしまい、そのまま印刷できない。それもそのはず。ノートはワード2000で、デスクトップはワード98なのだ。95に入れ直してみたが、今日はなぜかうまくいかない。とりあえず、変な書式のまま印刷してみた。何がおかしいかと言うと、ルビの文字が大きいのだ。こりゃ変である。
12個目の『算聖伝』書評が出た。自由民主党の機関紙(週刊)「自由民主」平成十三年1月23・30日合併号で、今週の本コーナーである。書いてくださったのは、新鷹会の野村敏雄先生。このコーナーは、もともと文芸評論家の石井富士弥さんが担当されていたのだが、昨年お亡くなりになったので、野村先生に回ってきたとのことである。厳しい野村先生だが、かろうじて合格点がいただけたので、早速書評に取り上げてもらえた。
私自身も書評に悪戦苦闘しているわけで、その間に、気分転換でときどきメールチェックしていた。亜瑠花と久美ちゃんからメールが来たので、それにはすぐレスを返して、二階堂さんからのメールにはレスを返さない。あ、これって性差別かな? いえいえ、そうではありません。私が女の子に対して鼻の下を伸ばしているだけです。・・・と、ここまで書いて、反省した。二階堂さんのメールは、読者に公開しよう。読んだら、感想メールを送ってあげてください。
400字物語、調子に乗ってさらに4つ追加しました。
是非、お読みください。
結構、面白いと病みつきになりそう。
作品リスト
剣豪七歩
食べたいときは・・・・
赤い馬車
千分の一の手
ここクイックしてください。
しかし、Ms.Nueno からのメールが来ないなあ。きっとパソコンの練習で大変なんだろうなあ。
アクセス・カウンタが9500を超えた。今月中に10000を超えるのではないか。猛烈に増えてきている秋月達郎さんの浪漫堂が9000前である。何とか、私の方が先に10000を超えてほしい。どうせ、その後すぐ越されるのだから。
1月28日(日)「確定申告が気になりだした風さんの巻」
先週、税務署から確定申告のお知らせが届いた。たいした給与外所得があるわけではないが、ここ数年きちんと申告しているので、そういった通知が来るのである。
幸か不幸か昨年の収入は一昨年よりだいぶ下回る。さらに領収書やレシート類をできるだけ集めたので、実態を把握するのは容易だ。しかし、あまりにも少ない収入に比べて、やたら枚数の多い領収書やレシート類を見て、ちょっとめまいがした。今年もそれほど収入が増える見込みはないので、1年後も同じ状態になるだろう。それなら、もっと楽な方法はないものかと考えてしまう。そこで、今年は領収書やレシートが発生した段階で、分類しながら、どんどんノートに貼りつけておくことにした。
印税や原稿料の収入は、今はほとんど次の執筆のために先行投資している。さらに、自分の小遣いは、ほとんど執筆活動に注ぎ込んでいる。したがって、当面、黒字になるわけがない。その年の印税・原稿料をX、給与から得ている自分の年間小遣いをYとしたとき、X+Yがいくら以上になったとき、確定申告で真剣に悩むことになるのであろうか? 恐らく、かなりの金額ではないだろうか!?
今月中にアクセスカウンターが10000を超えるのではないか、と昨日楽観的予想をしたが、どうも難しそうである。会社ネタと家族ネタ以外の「小説家 鳴海 風の生活」中心にまとめている気まぐれ日記なので、相当面白い記事を書かないと、読者にそっぽを向かれるな。
最後に、銀座の女の子ネタをひとつ。
Ms.Nueno からメールがきた。文字のエンコードをいじってもらったが、文字化けは直らないとのことだった。それどころか、彼女からのメール、今まで本文はこちらで読めたのに、向こうからのメール本文まで文字化けするようになってしまった。それは、こちらでエンコードを変更しても文字化けは直らなかった。しかも、今回は添付ファイルがあり(恐らくVisual Basic か何かを使ったイメージファイル)、それまで化けていて開けなかった。つまり、彼女からのメールで読めるのは、長〜いタイトルだけである。こちらからは、電子メールのカード(ホームページにアクセスして開いて読むやつね)を送っている。女の子と付き合うのは、たとえメル友といえど、苦労するという好い例。
1月29日(月)「13個目の書評と新聞社の取材・・・の風さん」
例によって早朝ミーティングがあるので、夕べは早く寝た。それで、何とか1日がもっている。しかし、メッチャ忙しいわあ。
会社の上司から「新幹線に乗ったら、WEDGE に書評が載っていたぞ」と教えられた。早速ケータイで出版社に電話し、確認してもらいたいとお願いした。すると、「@@新聞から取材の申し込みがありましたので、鳴海さんの自宅の電話番号を教えましたよ」という新情報があった。
目が回るような1日を過ごして、とにかく家でもやることが多いので、7時過ぎに退社した。
帰宅してみると、新人物往来社からFAXが入っていた。WEDGE の書評のコピーである。書いてくださったのは、日本ガイシ社長 柴田昌治 となっているが、ひょっとしてベストセラー『会社はなぜ変われないのか』の柴田昌治さんと同一人物? だとしたら、あの本は、小説としてもすばらしい出来で、思わず私は購入してしまったのだ。明日、確認してみよう。いずれにせよ、お礼状を出さねばならない。できれば、知り合いになりたいものだ。とにかく、13個目の書評が意外に早く出たことになる。
ついでに、ワイフから「近所の##書房に、平積みでどっさりあったよ」という情報。友人が少しずつ買って崩しているのだが、あとからあとから補充しているようだ。その後の書評の出方でも FAX しておこうかなあ。
さらに、ワイフから「@@新聞社の人から電話があって、あとで電話するって言ってたわよ」と言う。取材の申し込みらしい。ありがたいことだ。結局、あとで電話で相談し、今度の木曜日、少し早めに上京して会う約束をした。午後を半日有休とすることにした。
さて、最後に、面白いメールをひとつ紹介したい。思わず笑ってしまったものだ。
魔堂さんから、タイトルは「一服」
話は変わって、友達から くだらない メールが入りました。
パソコンの記号で
胸を表現したようです。ちょっと見てみて下さい。
> 1
普通乳
(o)(o)
>
> 2
でか乳
( o )( o )
>
> 3
もっとでか乳 ( @
)( @ )
>
> 4
寄り乳
(q )( p)
>
> 5
ちょっと乳
| + + |
>
> 6
おとこ乳
| . . |
>
> 7
相撲乳
( . . )
>
> 8
よせてあげ乳
( Y )
>
> 9
たれ乳
U U
>
> 10
もっとたれ乳
V V
>
>
11 超デカ乳りん
(◎)(◎)
>
>
12 ストリッパーチチ ( ★ )(
★ )
>
>
13 ホルスタインチチ
(。λ 。)
>
> 14 だ っちゅうの
チチ
\)(/
>
> 以上
良く考えますよね。少し 呆れますが。!!!
海外旅行がすきな浅見さんから、友達の作品ということで転送ありました。
結構、創作者は本人かも。
魔堂
「顔文字」ならぬ「乳(ちち)文字」ですね。いやあ、笑った、笑った。
1月30日(火)「やばい。時間がない・・・の風さん」
「WEDGE」に書評を書いてくださった柴田さんは、あの柴田さんではなかった。少し残念。
2日は秋田大学で講演をするので、1日の午後から休みをとって出かける。例によって(何が例によってだ?)、銀座前泊で、夕方@@新聞の取材を受けるし、・・・もするし、・・・もする、と。これでは何のことかさっぱり分からないな。ま、先々週と同じようなパターンですよ。
というわけで、余裕があれば、今夜は講演旅行の準備に使いたいところである。しかし、会社の仕事も切羽詰っているし、11月の講演タイトルを明日送付しなければならないし、以前提出した社内雑誌の原稿についても、ページ調整のために見直しの必要が生じているのだ(明日打ち合わせ)。その後には、「大衆文芸」用の原稿も書かなければならない、と、これはもうパニックになっても仕方がない状態である。
ああ、それなのに、今日は無理して仕事をしてしまい、帰宅は遅くなり、しかも明日は早朝から会議というわけで、そろそろ寝なければならない。しかし、用事は終わっていないのである。では、どうすればいいか? 答→今日の日記は、これでおしまい。
1月31日(水)「14個目の書評が出た・・・の風さん」
社内雑誌用の原稿について、事務局と打ち合わせた。本文は変更なしで、ページ数も増減なし。カットの写真か絵を事務局で選んでもらって、著者紹介欄は私が原案を作成することにした。結構面白い歴史読み物になりそうだ。
帰宅したら、新人物往来社から書評発見のFAXが入っていた。月刊「天文」2001年3月号で、『円周率を計算した男』に続いての書評掲載である。実に巧みに天文学がらみの部分を抜き出して面白いと評をしてくださっていた。これで通算14個目となる。初版の在庫はまだかなり残っているが、少しずつ売れて行くだろう。
今日が締め切りの某協会の講演タイトルと内容紹介記事を書いて、つい今しがたメールした。綱渡りの作家生活である。でも、とにかく提出できて、やれやれ。中身は、これからたっぷりかけて準備することになる(次の長編の内容とラップするのだから)。
会社で知り合った作家、谷俊彦さんから「『算聖伝』を読みました」というメールをいただいた。著書や映画の原作もある谷俊彦さんのショートストーリーを読んで、私はとても感動した。こういう短編の名手のような方が、身近なところにいることは、とても幸せだと思う。これから色々と教えてもらうことになるだろう。
ご本人は謙遜されているが、下記のホームページですばらしいショートストーリーが読めます。
私は現在では下記のような短いお笑いを書いているのみです。