鳴海風(なるみふう)
+原嶋茂(はらしましげる)の本
(単著のみです)
新人物文庫『怒濤逆巻くも』
日本人の多くが好きな忠臣蔵。この舞台となった時代に、円周率を計算した男がいた。武士道に生きた侍たちの青春群像と、一見アンマッチな数学の世界を描く、鳴海風ならではの異色忠臣蔵である。しかも、赤穂浪士の吉良邸討ち入りを陰で操る人物と、幕府天文方との暗闘をからめたミステリータッチの作品でもある。誰でも知っている忠臣蔵を、誰も知らない忠臣蔵に描こうという、鳴海風の意欲作!
神田紅さんとの交友エッセイ「鳴海風とろける」(大衆文芸平成14年5・6月合併号より)
以下の施設で視覚障害者の方のための録音テープが作成されました。
旭川市中央図書館
蒲郡市社会福祉協議会
『算聖伝 関孝和の生涯』
(新人物往来社 2000円税別)
ハードカバー(四六版 404ページ)。今回の装丁も画家の西のぼるさんです。
西のぼるさんは、第32回講談社出版文化賞「さしえ賞」を受賞されました。
『円周率を計算した男』と共に、2006年日本数学会出版賞受賞対象作品です。
関孝和は、関流数学の創始者で、鎖国時代にありながら、日本独自の数学を発達させた人物です。ニュートンと同時代に生きた人ですが、多くの数学的な業績の中には、西洋よりも早い発見があります。そのように偉大な関孝和ですが、彼の誕生年や誕生地には諸説あり、また数学を学んでいた頃のことがほとんど不明となっています。さらに、彼の関流数学は明治にいたるまで隆盛を誇ったにもかかわらず、武士であった関家は、彼の養子の代であっけなく断絶しており、子孫も残っていません。資料の少ない関孝和の人生を描いたのが、今回の長編小説です。恐らく、関孝和を主人公にした最初の小説だと思われます。 内容は、故平山諦先生、故中村正弘先生(推理作家の天城一氏と同一人物)、鈴木武雄先生のご研究を使わせていただき、キリシタンや伴天連(ばてれん)との関係、渋川春海の貞享暦
改暦事業とのかかわり、シドッチの来日と新井白石などが出てきます。中でも、オランダ人少女との出会いと恋、そしてその結末が読者の興味を引くのではないでしょうか。
ここをクリックすると、『算聖伝』の書評一覧が見られます。ものすごい数の書評が出ました。21あります。
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以下の施設で視覚障害者の方のための録音テープ・デジタル図書などが作成されました。
浦和市立図書館
埼玉県立川越図書館
埼玉県立久喜図書館
蒲郡市社会福祉協議会
山口県点字図書館
東京都港区立みなと図書館
さいたま市立北浦和図書館
世界で初めて円周率自乗の公式を明らかにした、江戸中期の数学者建部賢弘(たけべかたひろ)の人生を描いた作品(第16回歴史文学賞受賞作)をはじめとする、実在の和算家たちの人間模様を描いた短編集です。作品は年代順に並べられていて、江戸初期から幕末までの和算の歴史をたどることができます(新人物往来社刊 1800円税別)。
表題作は第16回歴史文学賞受賞作。
装丁は画家の西のぼるさんがしてくれました。
ついに7刷!
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ここをクリックすると、書評の例が読めます(原作より感動できる内容です)。
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以下の施設で視覚障害者の方のための録音テープが作成されました。
蒲郡市社会福祉協議会
2003年11月、図書館向け大活字本(上下で6100円税別)が出版されました。
社会福祉法人 埼玉福祉会
日本点字図書館に蔵書(5冊)があります。
日本点字図書館
〒169-8586 新宿区高田馬場1-23-4
03-3209-0241,Fax:3209-2431
他に
藤沢市点字図書館にもあります。
鳴海風の本は下記の書店で買いましょう!
八重洲ブックセンター(1Fと3Fの両方にあります)
三省堂JR名古屋高島屋店(052-566-8877)
ジュンク堂池袋本店(03-5956-6111)
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